ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • お中元を売っていて思うのは、本当に色んな人間がいるという事と、人の評価はまちまちだと言う事。品格のあるご年配の方から(俺も出来ればそういう歳の取り方をしたい)、常にイライラして俺に当たり散らしてくる人も居る。でも後者は、俺じゃなく別の人が対応してもきっと怒られるだろうなとは思う。叱るとは違う、アレはただ怒っているだけ。狭量と言い換えればすんなり来るか。
  • 評価に関しては、割と、初見のお客さんに褒めて貰う事が多い。接客の研修なんか全くなかった。端末操作だけで目一杯時間を取った研修だった。それでも足らない位だったけど。まぁでも、「よく修練されましたね」とか品格のある御年輩の紳士に言って頂けるとそれはさすがに嬉しい。昨日は昔勤めていた場所に近い方とローカルトークで盛り上がっていたら、「説明や話し方が物凄く丁寧。社員になればいいのに」とか。なれねーよ。接客なんか教えてないんだから。我流なんだよ。しかも前職全く別畑。素人の門外漢ですわ。んで社員は雇用してる人の仕事のやり方なんか見てないよ全然。殿様商売やなぁって感じ。売る方も分かりにくい事が多すぎるし。就職しちゃえばひたすらぬるま湯だけど。新人からあんな所にいたらボケるよなぁ。
  • 評価。昔だったら他者の「悪い評価のみ」を受け容れてそれを自分の人格否定に持って行く所だったけど、ンなもんあんな揺れる評価をいちいち真に受けていたら何も出来ねぇよ。今自分を乗り越えている自分だから、初めてそう思えた。このバイトは相当勉強になっている。自分の鍛錬が正当なものだったという証明にもなっている。東横インをハシゴしながら旧東海道を徒歩で踏破していた時に、内観の本に出会えたのが良かった。一人で自分の心を顧み、過去の自分についてひたすら考える夜を過ごした。もっとも、昼間も歩きながら同じ事をやっていたのだが、夜はより深くそれに没頭した。誰もいない平和な空間がないと出来ないから。そして毎夜の様に涙を流した。過去、良くも悪くも精一杯戦った自分を、ありのままに受け容れた。箱根を超える頃には、心が澄んでくるのが分かった。俺は明らかに、変わっていた。
  • 昨日のご婦人。やり取りが終わって席をお立ちになる際、「お忘れ物はございませんか?」「足跡位のものです」こういう粋な返しが出来る歳の取り方をしたいと思った。詩的で素敵やん。かなり気に入った。メモっとこ。いつか使ってやる(笑)。