ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 早朝の欧州CLの時刻に目覚まし掛けて起きて、さむっ!と思ってうとうとしてたら試合終わりそうな時間だったので二度寝。母親が掃除するとかまたどうでもいい事言い出したモノで、照明の上に積もり積もったルサンチマンほこりを叩き出しまくってたら何故かキレられ、面倒なのでもう一切無視。掃除ちゃうんかい。
  • 昼になんとなくうろうろ。近所の1000円散髪に。相当髪の毛を減らしたので、またなんかNARUTOの角都の様な、金髪オールバックになってしまった。もうだいぶ金髪も減ってきた。金髪はもう生涯で必要無いわ。後は内田裕也美輪明宏に任せとこう。妖怪どもに。
  • やっぱカツ丼でしょ、ととある店に入ってカツとじ定食を食べたらこれがまた病院食の様に超薄味。塩分過多と高血圧と動脈硬化と脳溢血のフルコンボでサクっと死んだらエエからもっとちゃんと味付けしてくれよと思う。ご飯はなんか小籠包が入ってる中華せいろみたいなのに入ってて、これがまた米粒がこびりついてこびりついてキーッ!どうしてその食器にしたのかという理屈が分からんモノはイラっと来るな。お茶碗最高だよ。
  • 新風館から御池通を渡り、なんか炭火焼き鳥の旨そうな店を横目に見つつ寺町通りへ。河原町通りを北上し、丸太町から鴨川に降り、ひたすら北上する。天気も良く、歩くかという気になったので、なんかこう元気の出そうな曲を、と思うが俺のipodにそんな曲が入っている訳もなく。年寄りがテニスに興じていたり、知らん人の飼い犬が寄ってきてとか、色々。
  • 出町ふたばで豆餅とよもぎ餅を買うべく並んでたら、店先でチャリンコ強制撤去がいきなり始まって、店のチャリンコすらもってかれそうになって大変だった。いきなり有無を言わさずあんな感じで持ってかれたら、俺は多分オッサン共蹴り殺してたと思う。アレは何の権限なんだ?出町柳付近はチャリンコ危険です。
  • 近くのコンビニでお茶をおねーちゃんがかわいい方のレジで購入し、鴨川に座って、豆餅とよもぎ餅を食べる。老後の様な暮らし。さて、なにすっかなぁ。そんな感じで思いを馳せとると、パジャマカップルがいちゃいちゃはぐはぐしてた。楽しそうでええのう。大事にしろよ。まぁでもとりあえず、パジャマで外に出るなよ。
  • 北大路まで歩いてしまったので、北山まで歩いた。なんとなく。どんどん進んで行くのは好きだ。変な道に入るのも好きだ。が、行き止まりだった時に戻らないといけない場合のあの敗北感!道を戻るのが大嫌いだ。
  • 北山通りはイチョウの葉がほぼ散り、道端のそこいらにクッションが出来ている。踏み締めると、結構柔らかい。その感触は結構好きだった。
  • 北山駅から地下鉄で帰るかと思ったが、電車に乗るのも面倒なので、京都コンサートホールを南下し、北大路通りを渡ってもずっとずっと南下し、下鴨神社まで来た。嫁との思い出が蘇る。静かで穏やかな時間だけが流れたあの日、ふたりはどこまでも優しかった。人を好きになるという事は、問答無用で良い事だ。枯渇し切ったと思っていた自分にも、愛する気持ちがあるのだな、あったんだな、と理解させてくれる。俺たちは利害のために親切にしたりはしなかった。ただ相手のために。それが全てで、それが心地良かった。不満は一切無かった。周りの空気に触れるだけでもよかった。手を取れば、語らずとも全てが循環した。それはきっと、夢想ですよ。人は言うのだろう。夢半ばに終わったこい。全てを知る前に、相手の嫌な部分を知ってしまう前に、終わって良かったのかも知れない。絶頂期に自殺したロックスターの様に燃え尽き、焼け落ちて。それでいいのかも知れない。良いも悪いも無いが。結果がここにあるだけだ。ちょっかいをかけたくて、相手に自分を見て欲しくて、ボケにボケを徹底的に重ねてきたり、相手の手の平をおもちゃにしたり。嫌な事は何もない。穏やかさと安らぎだけがそこにあった。
  • それに比してこの、私の足枷の鉄球!冷たい鉄の鳥籠!歳を重ねる毎に無常と無情を痛感させられ、明日への一歩など、もう踏み出したりはしない。そう思わせられる。そう思うのが当たり前になっている。明日は昨日と同じ。今日は無味乾燥で、ただ過ぎて行く。
  • しかし慣らされるな。慣らされてはいけない。お前にはその脚と、拳がある。出られない籠など、この俺が鉄拳でいくらでも打ち砕いてやる。この鳥籠を、狭くて大きい鳥籠を叩き潰せばいい。扉が開いたら、少しずつ歩いて行けばいい。それを笑う権利は他の誰にもない。そんな奴はシバき倒してやればいいのさ。罪にも問われるまい。
  • あなたは優しいし、頭の回転も速い。気もきくし、常に相手を思って行動している。おまけに器量よし。何がそんなに、気に入らなかったんだろうな?それを思うと、俺は悲しい。
  • この文字の羅列をはじめとする、世の有象無象に意味は何もない。わたしやあなたの存在にすら意味はない。それに意味を感じる事が出来るかどうか、それはその人次第。彼が知らない価値観を、彼女が知らない価値観を、知っていればそれでいい。知らなくてもそれでいい。