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• こないだ旅行の写真を現像に出した。所謂家族旅行のしょうもない写真だ。構図もへったくれもない、そもそもそれ自体がなんなのか分からない、そんな人の写真だ。現像に出して帰ってきた写真を管理するのは妹の仕事だ。時系列行き先関わりグループサークルごちゃ混ぜにして、彼女なりのルールで片っ端からアルバムに埋め込んで行く。そして頻繁にその場所は移動される。何がどこにあるのかさっぱり分からない。シャッフルプレイ状態。そんな彼女が自分の学生時代の写真をじっと眺めていた。じっと、じっと眺めた後に、急に涙を流し始めた。僕は涙を拭ってあげたが、ゆっくりと、しかし涙は止まる事が無かった。何が悲しかったのかは、あの時の彼女以外誰にも分からないままなんだろうな。

• 我が家は写真を撮る文化が無いので旅行の写真も何も無い。20年以上住んでいるこの家の写真すら殆どない。写真など、撮っているヒマがなかった。「モノ」として記録しておく事でしか認識出来ないような過去など所詮ゴミ屑だよ諸君。俺はそんなもんいらねぇんだよ。

• だったら言うなって話。

• 疲れた。仕事がとかどうとかじゃなくて全てに疲れた。休み明けすぐでアレだが、もう二度と行きたくない。何がどうと言うワケではない。全部イヤなのさ。時間と感性と人生と可能性をフイにした。もう取り返せない。奪い返せない。とは言え、あのさくらの花びらが散る頃に僕は死ぬ、とか抜かせるほど僕はナイーブでもない。やれ、こまった。

• 生活に疲れた人妻と、世間と世界と自分自身に疲れたワタシが、どうにかなるかも知れません。なりません。だが非常にキナ臭い感じがします。硫化水素的なニオイはしませんが、他人にとっては屁の様なモンでしょう。ああ、生きている事自体、弱点だ。汚点だ。生きてさえいなければ、リングサイドから石を投げられたのに。タオルは誰も投げてくれませんよ。なんでもハイハイ言ってちゃダメさ。とは言え間違いを普通に指摘しては生きていけません。疲れた。程度の低いやりとりに疲れた。バカを見ていると悲しくなる。それをやり過ごすには無感情しかない。それ以外にどうせーっちゅーんじゃ。アホをそのまま目に入れてるだけで脳が腐ってくる。感性が腐る。神経が疲弊する。手当てよこせや。カネなんて無い。あっても心は休まらない。汝隣人を愛するが如く己を愛せ。つまり、無関心。

• このまま一生くすぶって生きてくくらいなら刺されて死んだほうがマシだ。みっともない。あーほんとに、ため息以外出ない。バカバカしい。

• 強烈に、全てを捨てて行く。未来と、明日と、人生と、品性と、過去と、未来と、現在と、感性と、視力と、胃袋を。

• 世界が明日崩壊すれば。

• 命が燃え尽きる、もとい、死ぬ前に、旅に出よう。死出の旅路で、死中に活を見る。ムリだ。落ち目にタタリ目。ド貧民のカスが宝くじ買った所で当たる訳が無い。回るべき所でだけ回るのがカネだ。増やしたいなら、世間的に増えると言われている全てに関わらない事だ。

• むしゃくしゃしてやった、ってなんなんだ。プライドは無いのか。自制心は無いのか。コドモか。ええオトナが。俺が生まれてきた事を後悔するまで説教してやる。甘えんな。

• 前の派遣先のドン臭いオッサンのイヤイヤ病に今俺が罹ってます。ヘドが出る。美しくないモノにはフタをしてTNTで吹っ飛ばせ！

• 毎日、本気で世界崩壊を願っている。うそつけ。そんなのどーだっていいくせに。ソコじゃないだろう。

• 何をくすぶっているのか、それが全然分からないんだ。夢を見るだけ無駄、という思考が俺の全てを阻害する。こいもあいも、ゆめも、じんせいも全て捨ててやったんだろ。まだ何を俺に望むんだ。もう何も、ねぇよ。ダシをとった後の鶏ガラの運命位分かるだろよっぽどのアホじゃなきゃ。ああ、あいして、あいされたかった。

• 今日はよくがんばった。が、よくわからないんだ。職場の人が、何を言っているのか考えているのか、さっぱり分からない。分かろうとも思わない。どうでもいい時間を過ごしているだけだ。前の派遣先の方が、随分マシだったと思える。戻りたいと思う。心が枯れて行く。涙も出ない。誰かに抱き締めてもらう事がもしあったならば、堰を切った様にどっと流れるかもしれない。それならまだ感受性が生きていたという事で大変喜ばしいじゃないか。それすらなかった時の事を考えるとちょっと寂しいな。誰かに頼る事は苦手だから。