ゆっくりいこう

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W杯開幕!南アフリカ×メキシコ

  • 初戦。南アフリカは4−4−2。前の2が若干縦っぽい布陣。プレミアのエバートンのスタメン、ピーナールがトップ下的位置で攻撃に絡むと。メキシコは4−3−3なんだけど、アンカーのマルケスの動きが面白い。両サイドバックをガン上げして、アンカーのマルケスを下げて3バックっぽくしている。時折3−2−4−1っぽくもなった。引いて守って来るであろう南アを想定して数的有利を最初から作り出している。この辺が既にマインドゲームというか序盤の見所。ここがよく分からなかったので、スカパーのトルシエ解説は分かりやすくて良かった。ヒマなトルシエと、オシムのダブル解説は「カツ丼食った後に抹茶パフェで〆る」といったような完璧なプラン。スカパーみんな入れ。分かりやすいぞ。
  • 前半はやはり堅めな立ち上がり。南アフリカの右サイドバックがタコなので、プレミアに移籍してやたら走るようになってて笑ったドスサントスが攻めまくっていた。ベラのオフサイドがようわからんのだけど。なんだあれ?ゴールじゃないの?と思ったらこんな定義があるんだな。

オフサイド (サッカー) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%95%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%83%89_%28%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%29

オフサイドというルールを一言で簡潔に述べるならば、

オフサイドポジションにいる選手に対して、パスを出す事を禁止する

という事になる。ここで「オフサイドポジション」とは以下の条件を全て満たした位置の事を指す。

1. 相手陣内にいる。
2. ボールより前にいる。
3. 相手の2番目に後ろの選手よりゴールラインに近い位置にいる。

  • なるほどな。
  • メキシコが高地決戦だからか徐々にミスりだしたり、横パスを奪われたりして速攻に持ってかれるケースが増え始める。南アも恐る恐るやってたが、意外と行ける事に気付いて、どんどん積極的に攻めるようになった。メキシコは両サイドバックガン上げなので、そこのスペースを見事に衝いて決めた。エグいシュートをぶち込んだものだ。ジャブラニは扱いが難しいような気もした。みんなふかしてたしな。気圧の関係もあるかもしれない。解説の都並も「球筋が速く見える」というような事をしきりに言っていた。高地の影響は多分にあるかも知れない。
  • メキシコはブランコと言うリケルメ型選手を投入。おっそいけど、フリーで受けた時の輝きは素晴らしかった。受けてからのアクションが的確で、速い。浮き球もピンポイントで配せるし、息をのむ瞬間が何度かあった。
  • 積極的に攻め上がり、ラインも押し上げる南アに対し、メキシコは相変わらずコネる。縦一本のロングボールとかも使えばいいのに。南米はやはり球回しに命を掛けているのか。まぁいいけど。勝つためには自分らの絶対の武器さえも時には捨てなければならないと思ったがな。仮にあそこで2トップにでも変更し、縦パス多用して相手のラインを押し下げつつ、セカンドボールを拾って打つ、それで相手の守備ラインを押し下げ、プレスを緩慢にし、カウンターの推進力を弱める。あの組織だった南アの守備を崩すには手数を掛けない方が良かろうとも思った。
  • メキシコは若干南アをナメてたと思う。俺もそうだった。でも先日の練習試合でデンマークに1−0で勝ってたんだ。ハイライトは余り放送されなかったけど、これ地味に凄いやん、と、俺は注目してた。堅守速攻。こう書くと大宮やウチの京都みたくネガティブなイメージがまず浮かぶだろうけど、なるべく前で奪って速く攻める、「積極型堅守速攻」の力を、欧州CLにてインテルが顕示した。あそこまで完璧には行かないが、でも当初俺が抱いてた南アのイメージを覆すには十分な試合だった。ホームアドバンテージは殆ど無いようなくじ引き結果。フランスはタコかも知れないけど、ウルグアイが弱いとも思わない。無論強かろう。さてどう出るかね。意外とマジでダークホースは地元かも?面白い試合でした。