ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 「ラーメン屋しはったらどうです?」
  • 冗談とも本気とも取れないその言葉。土曜日いつものラーメン屋になんとなく遅めに行ってランチ営業時間が終了し、のらくらしとった時の会話。職を辞めて旅に出ますねん、の後のおやっさんの言葉。マジかいな、その発想はなかったわ。「いやいや競争が激しいじゃないすか」「ええやんか、その日生きていけたらええやんか」。そう、そう思っている。俺も全面的にその意見に賛成だ。そして原価の話とかし出す。ラーメン屋のおやっさんとラーメンの話をした事は付き合いは長いが実は少ない。某有名京都のチェーン店の麺一杯単価はいくらいくらで、それを作るのには最近は別にダシも取らんでもチャーシュー作らんでもネギ切らんでも製麺工場でセット売りになっているそうで、その所謂「ラーメンセット」を店で組んで出してるだけでもいけるらしくて、実際そんな店もあるんだよという話になった。「そんなんポリシーもなんもないっすよね」「ない。商売(という観点)だけやね」。そんな寂しい言葉。まぁあの某有名チェーンは確かにおいしくない。「(客は)素人さんやもんね」。まぁね。「(ダシガラの)ゴミの量が全然ウチと違うもの。どうしてあの(少ないゴミの)量で、あんだけ行列出来る店はダシとってるんや」って考えればそりゃそうだよな。そして一番腑に落ちないのは、「それをみんな平気で食べている」という事だろう。
  • だからラーメンは分からん、のだそうだ。そうか。やはり感性に訴え掛ける商売は難しいな、と思った。どう考えても化学調味料まみれの音楽でも、よしとされてたりするもんね。理解出来ん結果がそこにあるだけ。プライドの無いものだけが成功する。成功‥それって、どゆ意味で?
  • 店を後にする前に、「ここがある日突然そんなん(出来合いフルコース)になってたらもう来ませんよー」とか言いながら笑い合って去る。「おおきに」「また来ます」「おおきに、おおきに」。最後の二回目のおおきにが、結構うれしかった。そんな土曜日。いい休日だ。
  • 浄水場を横切り、小川の両脇に生える木の紅葉を愛でつつ、チャリンコで進む。雨上がりの休日のチャリンコは、貴重だ。なかなか無いからな。雨が降る確率は晴に比べたら圧倒的に少ない訳だ。つまりレアな訳。それを楽しもうと思う。
  • 今日は高倉通の円屋という所に行く。お昼ごはんの看板がずっと気になっていた。淡海地鶏の親子丼。おいしい。行くべきだと思う。
  • 明日から母親が入院なのでお歳暮忘れちまうぞ、と、更に、早割りを狙って高島屋のお歳暮売り場へ。あれなんで、お歳暮ってロクなもんがないんだろうな。しかも高いし。中間マージンだけで値段の半分くらいは取ってるんじゃないかと勘繰りたくなる。ほんで手続き順番待ちだけでアホ程待たされそうだったので結局地下でモノだけ買って、包装して貰って手で持って帰る。結局、お歳暮贈る相手がばあちゃんとこしかないんだよね。しかもそのばあちゃんも明日から母親が入院だって言ってんのに海外旅行行ってやがるからな。クソの役にもたちゃしねぇ。マトモな親族が親含めいねぇんだよ。