ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

サカ漬け。

天皇杯の3回戦という事で西京極へ向かう。相手はJ1に昇格した広島。こっちはJ2に降格したんですけどね。まあ、そうそうJは1と2では違うぞ、と言う事を証明する為の試合だったわけですよ。そんなことをいいながら腹の中は、運が良ければ広島が「負けてくれるだろう」。ゴール裏は結構な数の紫軍団。うちは京都ということで、寺関係もうるさく(想像)、ひく〜い競技場しか建設できず、デフォルトの応援団の数が「アウェー側の遠征サポ数に足るか足らんか」ぐらいのものでしかない。寂しい話である。そんなこんなでキックオフ。序盤から積極的に攻める。木村文治監督代行が掲げる「パワープレイ」を軸に試合を展開(その陣形3ー5ー2は最終節のガンバ戦でズタズタに破られたんですがね)。とにかく蹴るだけのクロス。蹴るだけのCK、FK。運良くヘッドで競り勝つも誰もセカンドを拾わず、広島らくらくクリア。一方広島はSBからの縦パス兼クロスでサイドチェンジ&それをダイレクトで逆サイドに蹴り見事にサイドテェンジが決まり、ゴール前では果敢にワンツーで突破をはかる。向こうの戦術は面白いように決まるが、うちも負けてはいない!小学生並のスピードシュート(ぽてぽて)、中盤でボールを奪ってから右或いは左サイドの前方に張っていて欲しい3−5−2の5の両サイドはなぜかハーフライン上でゆっくりパスを受ける。京都らしいまったりサッカーが続く中広島は戦術がはまり前半で1点、後半で2点目を奪取。理想的な展開の中(相手の)、「パワープレイ」とやらを掲げた木村文治率いる前回天皇杯覇者である京都は見事に散った。もううちのチームをJ1で見ることもないだろう。万年J2で頑張って下さい。スカパー加入するかな。

・さてその溜飲をトヨタカップで下すわけです。タレント集団イタリアはACミラン。対するは南米ボカ・ジュニアーズ。あの高原がかつて在籍し、アルゼンチン自体の経済破綻で「おかねはらえへん」と解雇を余儀なくされたあのボカ・ジュニアーズである。めぼしいトトの試合では我が家では母親との家庭内トトカルチョが運営される。賭ける金額は500円。微々たるものだ。勝者には500円、敗者には次回の優先選択権が与えられる実に民主的で平和な賭けである。そしてユース代表の日韓戦で韓国に賭けて見事に負け(非国民)、A代表の日韓戦は引き分けで賭けは流れ、選択権は我に在り!てなわけで順当に考えミランに賭ける。右サイドからのパスが見事にハマり、シェフチェンコ!スルー!トマソンがキーパーの股抜きで得点する。はい、500円は戴き、的なムードで試合は進むがあらまあっという間の同点劇。さすが南米王者ボカ。ビアンチ監督の「金はないが愛がある(かなりうろ覚え)」のコメントにグッとくる。サッカーは金銭でやるもんじゃないよなぁ。そして後半、待ちに待ったインザーギ投入。ところがボールが来ない。待てども暮らせどインザーギにはボールが入らない。ルイコスタ投入後も変わらない。あの日、ボカは一生懸命だった。DFは集中を切らさず、中盤では再三のインターセプト。主導権は完全にボカが握っていた。結果はPKでボカが勝利。賭けには負けてしまったが楽しめた試合だった。情熱を失った京都の試合は記憶から消えていた。