ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 旅の終焉を祝いに、志村三丁目の新潟という居酒屋に相方と行った。ここはオヤジがマタギで、獣肉を食わせる居酒屋だ。まぁ、いつもの酒場放浪記で仕入れたネタで、いつか行ってみたいと思っていた。店の前に着き、入り口を塞ぐかの様な獣の革を横目に、磨りガラスの扉の向こうには果たして客は居るのか、居ないのか、と、マタギの店を慎重に品定めするマタギよスナイパーと化した俺が見るが店の様子は結局よう分からん。ええい、ままよ、と進入。オヤジは普通に客席でスポーツ新聞。ハズレ感満載!俺達に気付き慌てて「い、いらっしゃい」。かなり大丈夫じゃないこの店の雰囲気に気圧されながらもとりあえず生中。まぁまぁ寒い日なのに暖房が掛かっていない。エコ時代と言われる現代に合わせているのだな。酒場放浪記の話をしたら「吉田類なんてね〜、誰だかこっちゃさっぱりわかんないもんねぇ〜」ノリが軽い。まぁ、それは俺も思いながら見ているが言うてやるなよwと思いつつ、猪鍋を。味噌ベースだがくどくない、あっさり目のダシに白菜、シイタケ、エノキ、ネギなど野菜が沢山。肝心の猪肉は結構脂っぽくはあるが、臭くない。クセはあるかも知れないが、俺的には全然平気なレベル。この猪鍋、旨い。ただしここのオヤジ、かなり客を選ぶタイプ。俺等の後に入ってきた一人客二組はオヤジとの波長のあわなさにガマン出来ずに(だと思うのだが真相はどうか)帰って行った。多分この後ブログやらミクシーやらで叩くんだろうなと思いつつ。まぁでもこういう店は主人のやりたいようにやらせてあげるのがベスト。俺が東海道歩いて来たつったら驚いてた。多分、東海道を歩いてわざわざ自分の店にメシを食いに来た、と思っているはず。いや目的はそこじゃないんだけど、とか余計な事は言わなくて良い。旨い猪鍋と酒がある。それでいいじゃないか。おおらかな人にはここのお店オススメします。猪の串焼きも旨かった。塩か味噌だれか選べと言われるが、オススメはどっち?とか聞き返したらダメ。一人客はそれで若干モメてたw。俺に至っては味付けどうする?とだけ聞かれて、肝心の味付けは何が何種類あるのか全然教えてくれなかったw。他の奴とのやりとりを聞いておけというねw。もう俺はこの店大好きだよ。二度行くかどうかは微妙だけどw、味は旨いと思う。猪があんなにクセがないって知らなかったわ。今度はちゃんとした店とか旅館で(オヤジに失礼だなぁ)、ボタン鍋また食べたい。