携帯から
- 浜松〜袋井。自分の歩行ペースと計算が出来る様になってきた。無茶したらもたない。マイペースでゆっくり、だが止まらないのが肝要か。これは人生にも言えるんじゃないか。
- フレッシュプリキュアを見る。ほらー、やっぱりエリカ良い子やんか。それに比べて特撮はダメやね。相変わらずＷのヒロインは不細工過ぎる上にしゃしゃり出てくるのが無理。生理的に無理。レスキューファイヤー最高。あれは地味に良いと思うんだが。役者もちゃんとしとるし。
- 朝。雨気味。東横インの前の遠州鉄道高架下ではなんか朝市やってる。野菜とか売ってた。楽しそうだなと横目に見つつ西に少し歩き、国道へ。ぐるっと回って、いつもながらの東下り。セブンイレブンでツナマヨおにぎりを買い、ひたすら歩く。
- ホテルに内観の本があり、昨日の夜実施したため今朝の目覚めは少し違う。しかし幼少時の記憶は殆ど無い。虐めにあっていた頃に既に心を閉ざしてしまった。なんと悲しい事だろう。もう誰にも邪魔はされない、普通にしたいように素直に生きれば良いのに、それが出来なかった過去のこいを思って少し泣いた。想いを寄せた相手全てにとても酷い事を言ってしまった。所詮家族の面倒見尻拭いの人生。いくら望んでも幸福は手に入らない。ならば早い内に、と全てを崩してしまった。理解されないだろう。でもそれはきっと、家族がどうこうではなく、自分に自信がなかったからだ。対等だったはずの相手が、あるタイミングで自分などでは触れてはいけないものの様にある瞬間から思えてしまう。とてもじゃないが自分では釣り合わないと。そうなれば、夢見心地はおしまい。全て叩き壊した。する必要もなかったのに。悲しい悲しい出来事。
- 歩きながらその内観を続けようかと思うがそんなん無理。田舎の地下道、歩道橋は地味に体力を奪う。なんとかしろよ前原。後アスファルトの凹凸もつらい。田舎の小道に多い。勾配もダルくなる。歩いてみて初めて分かる事。ガイドブック情報より又一庵できんつばと栗きんつばを買い、食べながら歩く。皮が薄く餡が多くて旨いって書いてあるが、これ殆ど餡やがな。いや旨いけどさ。
- 天竜川デカい！かわいいは正義とは良く言ったものだが、いいかわ（良い河）も正義だと思う。
- 磐田に着いたが日曜だってのに人っこ一人いやしない。駅の北側はそんな感じ。酷い。駅前の昔の日本代表全員の足型はサッカーファンにはかなりアツかった！しかしこっちはかなり腹ペコりんなのに昼飯食う所も無いのはなんとかしろよ前原（これは前原関係無い）。
- 駅前から北上して１号線超えるのが東海道のルート。ミニストップでハッシュポテト（ハッシュポテトは最高）かじりつつようやく右折する場所に着き、進むとガイドブック情報掲載のそば屋三友庵発見。何かしらおやつかじりつつ来たのでアレかと思ったが腹は減るもので進入。ざる食ったが旨い。生蕎麦の屋号は伊達じゃない。隣のテーブルのオッサン達がそばは「ざる」が「もり」かでずっと揉めていた。どうでもええわ。
- 会計時にご主人に壁に張りまくってあるジュビロの選手達のサインについて尋ねてからサッカー談義に。ジュビロ今年まらしんどいかなぁ、Ｗ杯後にイグノ、前田が抜けたらキツいすね、つかＷ杯がさ、２敗１分でしょ。えご主人、どこに分けますか？カメルーン。いやいやカメルーンとは初戦高地決戦すよ？じゃもう３敗確定か、岡田死ね！
- 最後の岡田死ね！をハモった所で勘定が済んだのでおいとま。やはり磐田の方はサッカーわかってらっしゃる。サッカー好きの蕎麦屋に悪い人はおらん。東海道歩いてますねんと言うと、事故とかないように気を付けてねと言われた。そんなん初めて言われた。その後何度か道を横断したのだがかなり手前から何度か車が止まってくれたりした。磐田の人は優しいのかも知れない。大体見付宿（磐田）の入口に書いてある言葉が気を付けて怪我しないようにとかそんなんだからな。そんなんなかなか無いよ。
- ガイドブック見ながら進んでたらやっぱり迷ってヤマハスタジアムの前に来てしまった。良いスタジアムだなぁ。
- そこから北上し服部医院を右に曲がって進むと山に無理やり作ったお堂にぶち当たる。休憩をと思いベンチに座ると先に休まれていたご夫妻と談笑。「え、毎日歩いてんの？キツくね？」と驚かれる。ここからあそこまで何km位？とか、どこが一番良かった？とか聞かれたがそんなん無いよとも言えず。距離考えながら歩いている訳でもなけりゃほぼ行き当たりばったりなので感想もへったくれもない。歩くのが目的だから。生返事を繰り返した後、幹線沿いはやっぱりつまらないですねと共感した後、先方さんが先に出発された。「お気を付けて」名前も知らない者同士がお互いを気づかう言葉をそっと手渡すのは素敵な瞬間だと思った。
