- 新居町駅〜浜松駅。新居町からすぐ浜名湖。予報は雨だったが「どこが?」な快晴。歩きがいがある。うれしすぎて浜名湖で写真撮りまくる見事なおのぼりさん参上。浜名湖は満潮時には海水と混ざり合うらしい。海産物が旨そうだ。
- 弁天町駅で弁天さんを参るが、まぁショボい社で萎えた。舞阪宿まで歩きガイドブックにあった魚あらという店で朝昼兼食。が、高いがな。このガイドブック基本的に高い店しか書いてない。刺身&天丼定食。2700円!俺最近ランチ奮発しすぎ。しかしまぁ当然だが流石に旨く、天丼は江戸前風に胡麻油でカラッと揚がって油臭くないし、刺身も旨い。マグロなんかぶつ切り超えて「カレーの時の人参の乱切り」クラスの大きさ。アサリの味噌汁も旨いし、青海苔の酢の物が旨い上に天丼の油をさっぱりさせてくれ、付け合わせに求められる効能的にも文句無い。ただ、高かった。店の向かいのバス亭の前の家の犬とひとしきり戯れて去る。
- すぐ側に唯一現存する脇本陣へ。脇本陣とは本陣(宿ね)が満杯で泊まれない時に泊まる代わりの宿。誰も居ないが上がらせてもらう。暑い日だったがさすが我が国が誇る木造建築、涼しい。パンフレット貰って出てしばしした後にオバチャン出て来てた。おったんかい。
- 道を渡って、近所のお世辞にも賢くは無さそうな子供に嫁以来の相当にちゃっとした笑顔を振り撒かれ、何も突っ込まずにそのまま立ち去った。ほぼ一本道で浜松。ひたすら歩く。お決まりの松林。お決まりの余り広く無い道。過剰に疾走する車に轢かれ掛けるのも最早風物詩。年度末の意味不明な道路工事は前原のせい。昨日の二川から白須賀に行く境目の所の国道の番号が新しくなってガイドブックの番号と異なり迷ってしまったのも前原のせい。前原!自民党に来い!(嫌いじゃない)
- マクロスFのボーカルアルバムは本当に良く聴いてる。歩くのに丁度良い。実はランカちゃんと声域が近いのは内緒だ。シェリルはむーりー。最高音が高すぎる。
- 宿の東横インに着き、一生懸命応対してくれたフロントの女性が俺への説明と接客で体力を使い果たしたのか、料金精算を忘れ掛けていた。気付くまでじっと待っていた。「あっ」みたいな気付きに萌える。それ以来鍵を貰ったりする度にマニュアル対応ではない笑顔。孤独な旅には他人とのふれあいは清涼剤。
- 遠藤外した!負けた!を見届けてから風呂に入り、布団で横になって東横イン必殺の宗教本を数ページ読んだら寝てた。寝起きで夕食へ。
- 浜松はうなぎが有名だが最近はその裏で浜松餃子なるものが流行っているそうで、その有名な店に向かったが行列。寒いのでパス。餃子に並んで食うのもなぁ。
- 前に来た時は浜松なんもないなと思ってたがそれは駅前の話で、駅から少し西に行けばそれなりに開けていた。しかしかなりデカいビルが滅んでいたり、この辺京都に似てる。一番デカいビルの楽器屋を物色した後に上の階に。ハロワがあって、ぼちぼち考えないとなと思う。地域の授産部の販促やってたりと、下の階の若者向け具合から考えるとなんとなくコンセプトのわからんビル。
- 盛り場に行っても客引きすら元気が無い。土曜なのに。豊橋はウザい位だったが。「本番出来まっせ」とまで来たのに。
- 結局餃子もラーメンも断念し豊橋でありつけなかった焼鳥屋さんへ。あっとほーむ亭というお店。初顔合わせで二階に入って行く無職のオッサン。が、かなりほっこり出来た。つくねがウリだそうだが、これが旨い。結構客が入ってるのに夫婦二人でサバいててかなり無理くりやなぁと思ってたら奥さんが「ルフィになってゴムの手が欲しい」とか言い出したので笑ってしまった。旦那さんはナルトの影分身が欲しいらしい。話題が若ぇ。また色々話し込む。帰りがけにはどうしてつくねがウリだと店が言ってるのに塩焼きがメニューに無いんだとか俺がゴネていた。メニューには無いが塩で出して貰ったのだが相当旨かったのだ。大体自信ある店は塩で出してくる。焼肉でも塩で出してくるなら俺は大体全部塩で食べる。自信ねぇのかと思ってたがめちゃ旨いすやん、だからガンガンに自信持って下さいとか無職が訳のわからん事をほざいていた。帰りにはまた寄って下さい、また寄りますとか云々。一期一会。素晴らしい夜。
- その素晴らしい夜に何故か隣に座ったチャラ男と量産型チャラ女。弾まない会話。双方一方通行。チャラ男はやる気だがキャバ女は華麗にスルー。おいおいチャラ男、もうちょいなんとかしろよ〜と一瞬思ったが、店の奥さんと喋り込んでもう忘れた。会計の際には別のカップルねえちゃんにガン見される。なんなんだ。そりゃまぁ俺髪切ってから更にカッコよくなったけどさ。
- この辺に来たら秋野フク美術館に行かねば。企画展やってるらしい。前回は休館日に浜松に来たから行けなかった。インドの絵がデカい。サイズだけではなくスケールがデカい。
- もうスケートは終わったんだからいつまでもニュース流さなくていいよ。最初から鬱陶しいんだよ。
- 寝ます。さっき焼鳥屋の旦那さんに「旅はいつ終わるんですか?」って聞かれたが、いつ終わるんやろ。考えた事もなかったわ。細けぇ事はどーでもいいんだから。