ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 一生掛かっても治癒しない欠落に献杯
  • テレビ。どこぞの美術大学では卒業制作で自画像を描かないと卒業出来ないとかうんぬんかんぬん。美人の学生さんが居て、「自画像を描いてそれを他者にダメ出しされるなんて苦痛の極み」つー事を言っていた。まぁそうだろうね。プライドの塊の様な人種がその作品を批評されるだけでもうんざりなのに更にそこにつけてダメ出しなんてなぁ。そこの美術大学の生徒さん、その人だけじゃなく、みなきれいな絵を描いていた。それで学校入ってるんだから当たり前だけどね。僕にはどうやっても絵は描けないので羨ましい気もした。
  • そこの自画像のくだりで出てきたのは佐伯祐三先生。そうしてまた、そのくだりで我が心の友、ヴラマンク先生が。独自のスタイルを確立し、胸を高鳴らせ、敬愛するヴラマンク先生に絵を見てもらい、「貴様の絵は人真似だ!!!」と罵倒された時の彼の心境はどんなだろう。いつも思う。そうして生まれたのが「立てる自画像」。自画像の顔の部分はナイフで削られている。自画像のキモともいうべき顔面をナイフで削るなんてのは一体どんな心境だったのだろう。分かり切っている。そう。分かるだろう彼の気持ちが。凄まじい自己否定。葛藤。文字にしてしまえばこの一言だ。が、そこに刻み込まれた重いものを実体験する事は出来ない。
  • こういう場合、得てして他者の作品を否定する人間は大概ショボいのだが、そこはヴラマンク先生。本物が発する言葉の重みはとてつもないものがある。もし同じ状況におかれたらきっとおしっこチビっちまうだろうな。いやそんなもんで済めばいいけど。済まないよなきっと。
  • 早くこの曲を終わらせたい。何故かこいつに関してはそう思う。終わらせたい。本当の言葉を、あと少し、叩き込まないと、終われない。
  • こんな事ばっか考えているから、血とか魂とか肉とか死とか絶望とかアホみたいな事をアホ丸出しで考え続けているから徒党も組めないんだろうあー別にそんなん本当にどうでもいいんだってよ。なかよししたきゃもっと学生時代ちゃんとしてたってよ。
  • 何事にも動じないソリッドさが欲しい。
  • 劣等感で構成されている。