ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 部屋の窓は締め切り、軟弱な事に冷房だけはオンにし、どうしようもない曲を書いている。歌入れをしたりしている。後5曲ほど取り掛かっているものがある。イメージが掴み切れていないので録音には掛かれない。いつも同時並行で途中で放り投げるんだ。時間を置かないと進まないものもある。ウイスキーの醸造のそれに近いものがある。パン生地におけるイースト菌の働きのそれに近い。離れて、感情を時間によって曲より隔てなくば進まないものもある。
  • 自由という曲を書き始めている。自由、で終わりにしようかと思ったが、つばさ、という題の曲を書きたい。意味は無い。罪も害も無い。俺の心の中だけは唯一俺のものだ。大層な意味や目的など附随させるから弱くなそう言いるんだ。しとうなかったらせんかったらよろしい。それだけだ。耳鳴りのように曲が鳴り続け、不甲斐無い雑音が街に垂れ流される内はなんかやってくんでしょう。
  • 昨日は。
  • 着の身着のまま手荷物無し。寝起きの学生さながら。暑い。
  • 玉ひでの親子丼を食べたい。それだけだった。正月は正月休みであぼん。そうしておぼんもおぼんやすみであぼん。縁が無かったと諦める。「諦めも肝心」。中学時代の社会の教師の名言である。
  • 何は無くとも御茶ノ水へ。あきはばらを経由して歩く。聖橋の下をくぐるのが好きだ。毎回ここに来る。お昼を食べ、楽器屋を片っ端から物色。イシバシ楽器のヴィンテージのストラトに目が止まって見てたら「300万円」と。さ、さんびゃく!?100円が3万枚、1000円札が3千枚、10000円札が3百枚!セコい計算!
  • ここへ(http://www.unimat-museum.co.jp/tenrankai.html)。モーリス・ユトリロの緻密な線描に魅かれて。それ自体はどうでも良かった。見た事の無かったシャガールに魅かれた。そして俺の心の友(おまえジャイアンか)、ヴラマンク先生の絵が。ただあまり良い絵ではなかったが。良い暮らししてはりそうなおばちゃん達が絵について批評したり、所感を述べあったりしているのを見ると、いつもどうしても笑いが込み上げて来る。次回はもっとゆっくり見に来よう、と誓ったが当分先の事だろう。
  • ジブリのからくり時計を見る。金のある街は夢があっていいな。
  • 淡路の友人に連絡したら普通に仕事だった。奴は喰う為に必死だ。喰う為に働く日々。それが極めて普通で自然な事だ。俺がおかしいんだ。奴は夢を見るヒマも無い様だ。実家に戻る事は、即ち、終わりだ。奴とは今後どんどん離れて行くだろう。魔都に喰われてズタボロにならない事だけを願う。これも俺個人の思い上がりやおせっかいでしかない。俺が出来る事は何も無い。
  • 両肩に罪と欠落、背中に堕天使の翼。飛べない。
  • この狭い部屋から。私に翼があったならば。たらればないものねだりははいしゃのべんだ。
  • こんな自分の音楽を認めてくれる人が居る事に対して、複雑な気分だな。自分の曲は、自分であり、自分で無いような、そんな不思議な位置にいるからだ。子供の様な、と言い換えても足りない。分身、と言い換えても足りない。
  • 眠ろうか。体調が芳しくないのは事実だ。夏は嫌いだ。秋を待とう。