ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • パッキンが壊れた水道管みたいにちろちろちろちろ泣いている。止まらんのよ。
  • 時間の進み方が遅くなった。ひたすらに何かを考えている。とても大事な事だ。
  • 関わっている全ての人を欺いている。上辺だけの会話をずっとやって行くと、心の中に本当の言葉はなくなってしまっていた。
  • 本当の言葉同士で話し合って、それを通過し、家に帰り泣きながら考え続けて分かった事がある。失いたくないものを、欺いていてはいけないという事を。言わなければいけない事がある事が分かった。だがしかし、それを言えば破綻するかも知れない。それをずっと恐れていたのかも知れない。でも言わなければいけない。俺はもう、大事なもの、人達を欺きたくない。
  • 死んでいた。何年も、何十年も死んでいた。誠実でありたかったのに不誠実に成り下がっていた。いつしか、俺は俺じゃなかった。
  • 独りで曲を書いていた時期。そこから長い時間を経てバンドを組み、知人が出来、繋がりが出来た。俺はそれらを、失いたくなかった。失いたくないものには誠実であるべきなのに、不誠実に欺いていた。保身に走っていた。やっと分かった。何が引っ掛かっていたのか。
  • それが全ての原因かどうかは分からないけど、確実にそれが一因である。そんなものも見えた。近い内に話をしよう。破綻しても良い。大切なものや人達に対して誠実でありたい。ああ、だから10代の俺には逆立ちしても勝てなかったんだ。
  • 俺は本当に汚い人間だ。俺の人生は俺のためのものではない。俺の未来には何も無い。家族のために死ぬのだ。家族に汚い言葉を何度も吐きつけた。そんな事、願ってもないのに。環境の所為や他人の所為にするのは大嫌いだが結局それが原因だという板挟みに疲れて感情を殺して未来も希望も誠実さも全部捨てた。捨てたつもりは無かったが結果捨てていたようだ。
  • 独りじゃ100年経っても分からなかっただろう事が分かった。俺は、独りじゃなかった。それだけでもう充分救われたんだ。
  • ずっと探しては破綻し、探しては破綻し、こんな醜い何も無い自分を見てくれる人なんている筈もないのに誰かに恋焦がれては醜く何も無い自分故に手を伸ばす事も出来ずに破綻し、その度に打ちひしがれて絶望し死を連想し生まれてきた事を後悔し家族に死ねと言い自分の為だけに生きてみたいと願いそんな横柄な自分を醜く思い死にたがった。なのに半端なツラの所為で行く先々、方々で「彼女は」「結婚は」。言われる度に「無知め俺の事など何も知らない癖に」と心の中で罵り、上辺だけの受け答えで流し、その度に絶望し傷付き、刃物で顔面を切刻んで、挙句、目を衝いて盲目にでもなって二度とそんな事を言わせないようにしてやろうかとずっと思っていた。
  • 今前方が開けた、これだけでもう充分なんだよ。今まで生きてきて、無駄ではなかったと思えた。いや死にませんけどまだ。大切な人に言っておきたい事がまだいっぱいある。いっぱい喋ったけど、喋れてないはずだ。なにせ本当の言葉を、俺の心の中にいる言葉を届ける事は久し振りだったからまだうまくないんだ。こわれてしまうかも知れない。だが、もう嘘はつけない。もう自分が自分でなくなる事は、したくない。
  • 幼少の俺を自害から救った音楽が俺から離れてしまえば俺は俺で無くなる。俺は音楽に対して不誠実ならば俺は俺で無くなる。生きているだけで死んでいる状態だ。
  • 前回のこいの破綻から閉鎖した心をもう一度解放しよう。1日半歩でも、歩きたい。全てに対して。
  • とは言え環境は変わらないのだけれど。今すぐがんじがらめになる訳ではないのだから。
  • あ、これが10代の頃の答えじゃなかったか。のほほんな俺らしい答えか。やれやれ。気負ってもしょうがない事を10年以上経って立証してりゃ世話ねぇな。成長してねー。