ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

携帯から

  • 牙を研いでいる。昔からどうしてもいたたまれなくなった時には鴨川にやって来る。物思う。牙を研いでいる。チャリンコで走ってるだけで学生に遭遇する。瞬間呟く、「緩い」‥。目が緩い。ナメてる。普通過ぎる。緩い町だ。そして私も緩い。しがない窓際サラリーマンに身をやつしている私は知らず知らず緩くなっている。いたたまれない事が短い間にたくさん起こった。時間と神経と感情を浪費した。全て、奪い返せないものばかりだ。諦める事に慣れていた。何も始められなかった。だから今私は、始められなかった事を始めるにあたり、錆び付いた牙を研いでいる。さあ一週間切るぞ。ギアを入れなければ。音は殺気で以て奏でろ。楽器は手で弾くな。神経を解放しろ。何も、心配事はない。今、宇宙のとある点で自由。つまりは、無限。