ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

帰って着替えるだけでこの時間だ。電車待ちほど無駄なものは無い。止まっている事に苦痛を感じる。それは自分への焦りか。夜道を歩く。半端に明るい街。あのカフェであの子と話した。今日も姐さんばかり話していた。あの子とカフェで話していた時も、「全然話してないやん。ごめんね」気を使われたもんだ。大体話を聴いている方が多くなった。なぜかしら。殆ど話さない。聴いているだけでいい、そんな感じだ。言いたい事なんて、最早何も無いのだ。夜道を歩く。闇になる。寂しすぎて涙が出そうになる。冬の夜を独りで歩くこの荒涼感はこの季節独特のものだ。ああ、間違いない。冬でしか味わえない感覚。所詮独りで生まれ、独りで死んでいく。ああ、そんなもんさ。私は無になりたい。存在を消しに掛かる。何もなかったらば、良かったのに。あのカフェを見ながら、思い出しながら、そう思った。肝心なのは今、明日、明後日。ああもう、そんなんわかってる。分かり切っている。そこまで持っていく力がもう無いかも知れない。寝ながら嘘臭く、起きつつおもっきり嘘臭く悩んだフリをするとしよう。明日を越えれば、二日の休み。二日休んで、さて、と意気込む頃には、休みは終わりを告げる。そんなもんだ。しっかりせねばと思うが。ようしっかりできん。できん、じゃなしに、せねば。分かってるんだが。ココロがついてこん。

おれたちいつかどこかで しんじまうんだぜ

サンボマスター」「これで自由になったのだ」