ゆっくりいこう

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親善試合 日本×イングランドさん 日本3ゴール!!

  • 俺、このチームに対する評価をどう持ってって良いか分からなくなった。
  • 初っぱなの田中さんのセットプレーのシュートは代表を見続けて久々にスカっとするシュートだった。チェルシー所属アシュリーコールの股下を抜き、綺麗に決まった。前半はやりたいサッカーがやれてた。4−3−3の布陣。前線からプレスを掛け、奪い取ったらタッチ数を少なく素早く前に運ぶ。相手の合間合間に侵入し、ダイレクトを繰り返せば理論上は全く取られずにイケるワケだ。で、今日はそれがズバズバ決まっていた。ただやはり、「積極的堅守からの速攻」ばかりだと疲弊しきってしまう。しんどい時は前で回す、それによって相手は追っかけてくるが、はたいてかわせばいい。やってる内に攻め手は休めるし、守備やってる方はヘロヘロになってくる。ここでトップの岡崎が相手DFを背負って受けてくれようと少しでもしてくれるなら日本はもっと楽になる。何でもかんでも裏を取ろうとばかりするから速攻の連続になってばてきってしまう。緩急さえ、緩急さえ付ける事が出来れば少なくとも今日のこの時点のチームならそう簡単に負けないハズ。代表の試合でこんなに胸が震えたのは久しぶり。クソみたいな時代が長かったからか、涙が出そうになった。
  • 前半飛ばしすぎたツケはやはり後半に回ってくる。イングランドは一挙5枚替え。分からなくはない。運動量もさほどないイングランドは大して怖くない。だがしかしいかんせんプレミアリーグはこないだ終わったばかり。選手達が疲れ切っていても不思議ではない。5枚替えの後も同じ様なペースで試合は進む。前田が、前田遼一が岡崎の代わりにいてくれたらどれだけ楽になるか。そればかり思う。そして一番の戦犯は本田だろう。みんな彼に対する期待はかなり大きかったと思うが、岡田サッカーのコンセプトと合ってない事をしようとしてるからな。持つ時間が多いし、トラップミスも多い。他の選手が出来てるんだ、雨を言い訳には出来まい。守備の貢献も少ないし、後、ハンド(笑)。ふつ〜、に、手で止めてるし(笑)。しかしあのPKで気を吐いたのはGK川島。ワールドユースから彼を見守ってきた。ユースの活躍から何故か名古屋に移籍してしまい、当然出られない時期が続いた(笑)。川崎に行ってからは当然スタメン。川崎のGKはロクなのが居なかったからね。そうして培ってきた経験をぶつけてくれたと思う。ランパードのPKを完全に読み切って止めるってのはプレミアリーグでもなかなか見られるものではない。所属チームのチェルシーでもPKはほとんど彼が蹴ってる位信頼度は高いのに。
  • で、まぁ闘莉王2ゴール、中澤1ゴールという結果に終わったが、韓国戦の0−2とは内容が全く違う。積極的に攻め、守備をし、やり切った上での敗戦なら何も文句はない。今日の試合は概ね好意的に受け入れられるのではないだろうか。課題も見つかった。スタミナ。走り込みさえやればいいワケだ。分かりやすいでしょう。
  • にしてもこれだけ善戦したのは何なのか。アジア勢に必死こいても勝てないのは何なのか。イングランドのコンディションが余り良くない事を引いても分からん。やはり攻めてきてくれる、スペースを目一杯空けてくれる相手には日本は強いのか?ジョーコールの試合後のインタビューで「結果さえ出せばいい」と言っていたが、俺はその発言してる内はダメだと思う。イングランドの問題は、今日ほとんど見せ場を作れなかったという事だ。
  • もしこの、今日に限って言うがこのチーム全員のスタミナ底上げして、ワントップが前田遼一で、かつ、緩急を付けた攻めが可能で、休むべき所ではきちんと前線で球回しして休めるチームが出来たならば、そこそこ行けるんちゃうかなと。
  • 俺は岡田が分からなくなってきた。
  • では個人攻撃を。
    • 川島。文句ない。PKよく止めた。胸が震えた。
    • 闘莉王。攻守によく絡んだ。前線へのフィードも流石。
    • 中澤。足が遅いのはやはりネック。阿部や今野のスイーパー的役割でないと厳しいな。最初ベントに競り負けてたけど勝てるようになって良かった。
    • 今野。ルーニーをよく止めた。守備重視の彼をルーニーに当てて自由にさせなかった。適材適所と言える。これが内田だったら終わってたと思う。
    • 長友。ふがいないゴリラに対してちっさいほうのゴリラは良くやってた。スタミナはやはり素晴らしい。後はクロスの精度か。相当厳しい裏パスを出されてたりして、チーム内でのイジられっぷり、ポジションがよく分かる(笑)
    • 阿部。本職のボランチに戻ったらやっぱ奴は生きる。センターバックは向いてないと思う。ボランチといえどどちらかと言えば守備よりの彼なので、アンカーは天職っぽい。長谷部と共に危機察知能力が抜群。素晴らしい。
    • 長谷部。MVP。シュートコースに立ち塞がったかと思いきや積極的に裏へ飛び出す、ドリブル、パス、なんでもござれの国士無双状態。彼の魅力がふんだんに詰まった試合だったと思う。
    • 遠藤。パス出し、裏への飛び出し等良い感じ。今日は全体的に甘々の採点。ボールを持つ時間が長く、イングランドのチェイスが相当早いのでひやひやするがそこはまぁ分かってやってるし大丈夫。引きつけてからパスする事が肝要。
    • 本田は死ぬ程反省した方が良い。一人チームの足を引っ張っていた。あのハンドはないだろう(苦笑)。フザけ過ぎ。持って考えてからプレーするので、チームのテンポが下がってた。俊輔状態。ただ俊輔ならもっともっと遅くなってるだろうし、まだマシか。飛び道具の無回転も不発。自分の調子が悪い時はFKで結果を残して欲しい。
    • 大久保。良かった。グレン・ジョンソンとガチで言い合いしてたのは萌えた(笑)。久々の悪童復活って所か。元祖悪童ルーニーになだめられててまた萌える。大久保はこれ位の方が良い。ただ、守備の時、ウォルコット(か、グレンか忘れた)を3人で囲った時に不用意にファールを与えないように。2人で守備するのが基本で、1人余ればチェックに行くだけで、かわされたとしても後ろがカバーするんだからまして3人だ、相手の足を、蹴るな。
    • 岡崎。裏への飛び出し、狙ってる事は分かる。ただやはりオツムの弱い子という印象が拭えない。裏を取るべき時と、味方の上がりを待つべき時との使い分けをして欲しい。空中戦絶対勝てないんだから足下パスが増えるに決まってる。そこでしっかり足下に収める事が出来るか。味方の上がる時間を稼ぐ事が出来るか。この子の課題はこの辺。裏一発狙いだけじゃどうしょうもない。
    • 森本。岡崎より何も出来てない。存在感は皆無だったんじゃないだろうか。最初俺は岡崎じゃなくて本田と交代だと思ったんだけど。イマイチ分からんね。見所はシュート一発だけか。それじゃあね。
    • 松井。印象薄い。あの時間キープ出来る人が入ってくれるのはいいけど、さすがに一人じゃな。
  • バテたら途端にDFのラインコントロールが甘くなって陣形にスペースが空いてくる。やはりスタミナがなさ過ぎるよね。本戦の初戦、ラストは高地決戦。厳しいかもね。