携帯から
- 平塚〜戸塚。昨日の段階で旅を共にし、箱根山も一緒に乗り切ったユニクロ安物ジーンズが股ずれで昇天。内ももがスレて内出血を起こしていたので、藤沢のユニクロで再びハードユーズ用使い捨て君を購入。待ち時間でビックカメラに行き、紛失したインナーイヤホンキャップ代替品を買うがこれはやはり純正では無いのでイマイチしっくりこない。結構各社バラバラなんだなー。規格の統一が望まれる。
- 今日は歩いてたら右のケツが痛むので（やはり毎日何かしらどこかしらが痛い）これはたんぱく質とらな！と気合のステーキ丼。ユニクロにジーンズを引取に行き、さぁでかけよう〜とまいんちゃんの歌を口ずさみつつ進むがなんか一向に史跡やなんかが見付からず、不安。ガイドブックに記された諏訪神社が漸く見付かり、自信持って進んでたら気付いたらそこは江ノ島だった。別の諏訪神社かよ！藤沢から真南へ歩いた事になる。お馴染みポルナレフ君のAAを出すまでもなく現在起こっている事の意味が分からなかったのだが、事実を認識した頃にはかなりイライラしていた。江ノ島行きたいがそれは今じゃない。予想外の事象は私をイラっとさせる。
- 江ノ電で藤沢に戻り、駅のソフトクリームを食べつつ（なんたら牧場の。かなりうまい）小田急で藤沢本町。本日二度目。そっからもう一度歩き出す。さっき通って気になった黒毛和牛カルビ280円がまたも気になる。夕食はここになるのだが、それはまた、別のお話（機関車トーマス風）。
- 大体藤沢駅に着くルートが間違いで、その手前で左折せにゃいかんじゃないか。何故気付かなかったか。今度こそは正しいルートを確認し、ガリガリ歩く。横断歩道をかなりゆっくりゆっくり歩くおばあちゃんが俺の後をこの長い長い坂を登ってくるのかと思うと果たして大丈夫かと思う。コンビニでトイレを借り、恒例のお礼のおやつ買って出る時に入って来る人に戸を開けておいたらありがとうと言われたり、別のコンビニではあんよがかなり怪しいおじいが介護センターかなんかの車から出てきて入ろうとしてたのでまた戸を開ける。閉めるのもかなり大変そうなので俺が。ありがとうと。介護センターだかの運転手さんにお辞儀され、会釈を返す。首都圏は人間がサイボーグのように心が無いような気が勝手にしてたが、そんなわけは、無いよな。
- そして戸塚駅に着き、駅前ビルの名前がトツカーナってかなりセンスありなと激写し、藤沢に戻り、藤沢本町近くの黒毛和牛カルビ280円の店で焼肉。薄目だがかなり良い肉が普通に７、８枚入っている。しかも何回でも注文出来るってここの店主は若干おかしい。6000円しかないので相当金額を計算しながら食べた。小遣いたっぷりある時は気楽なんだがな。そしてそんな風に計算しとったからか、食べながら鼻血。焦ったが肉を焦がすのは万死に値するので鼻をつまみながら肉の世話。こっから若干気持ち悪い話なので嫌なら飛ばしてほしいが、今日は外食焼肉人生初の白ごはんで焼肉を食べたので、鼻血が一滴ご飯にかかった。日の丸弁当的な一滴。即興で娘の初潮を祝う昭和のお父さんコントの脚本を書き上げ、「母さん、今日は赤飯だね」とか心の中で言ってみたが、全然面白くなかった。
- そうしてまたいくら食べても満たされない何かについて漠然と思案し、先程の焼肉屋でエビス生中ではなくエビス中瓶を頼んだ瞬間にホールのお姉さんが「えっ（生中じゃなしに）？」的な反応をしたので心の中で「勝った」と呟いたが（生中は発泡酒の場合もあるので騙されない事が肝要）、この場合普通にエビスの生中があるのにどうして生中じゃなしに瓶なの？って意味の「えっ」かも知れんなと裏読みの水掛け論に突入。思案をやめた。家系ラーメンを更に食って帰る。本場横浜の家系だが大したことはなかった。藤沢ごときで家系食ってそれが全てだと思うなよ？と言われるかも知れないが、京都の紫蔵の方が完成度遥かに高いわと思った。サイドメニューゼロなのが欠点だが。ラーメンとご飯だけなのにビール置いてるのも微妙っちゃ微妙だ。
- 明日は川崎位まで行ければ御の字か。もうすぐ終わり。終わってしまう。祭りの終わりは寂しく、そしてそれは必ず訪れるもの。浦飯幽助が黄泉と闘った時にそんな事言ってたな。
- 藤沢は迷いに迷ったという事で俺の記憶に残るのだろう。来週初めには終わる。終わりなど来ないんじゃないかと思ったこの旅ももうすぐおしまいだ。
