ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

携帯から

  • 箱根峠手前から小田原。遂に箱根超え!
  • 三島駅も駅の北口と南口が分断されていてぶち切れたのは既に書いたかも知らん。もうJRに140円払って通った。馬鹿馬鹿しい。住民は何も思わんのかこれ。そして数分で南口に移動し、バスで接待茶屋まで。朝から天気良かったので期待したがやはり山を登るに連れ雪が深くなる。バスを降り、良く見ると道路から湯気。地熱?お湯?なんか細工してあるっぽかった。
  • まぁ、歩いた。雪山と笹と木々のオンパレード。地べたには石畳の絨毯爆撃。登りまくる。誰も居ない。冷たい風が吹いている。山頂に近づくにつれ、視界は相当悪くなる。だが突風も無ければ雨も降らず、まして昨日の様にひょうが横殴りに眼球を叩きに来る事も無い。よ〜し、がんばりまい〜ん、とかなり軽い気持ちでシベリアよろしく吹雪く箱根峠を後に。
  • 峠からいきなり迷い、視界の悪い中体力の浪費が死に直結するため即GPS。なんとか軌道修正するが、気付いたら高速道路インターに入り掛けていた。地図とGPSが示す道の入り口は「お前それゼルダやったらタラララララランって音が鳴る所やろ!」って位分かり辛い場所にあり、また入口も小さかった。
  • 石畳をかなり注意しながら降りる。滑るイコール死に直結しかねない。こんな所で死ねるかい。
  • 峠を過ぎて風が落ち着いてくる。視界も良好になる。そしてふと歩みを止めてみる。誰も居ない。音すらない世界。ただ静寂がある。雪がむしろ暖かい。雰囲気は穏やかだ。しばし楽しむ。金で買えない感覚。家でこもってても得られない感覚。
  • 更に降りる。するとまさかの対向者。同い年位の青年。先制攻撃のこんにちは。これで多分刺される事は無いだろう。そして多分お互いに「コイツこんな寒い日に箱根山徒歩で登るなんてアホやなー」と思ったはずだ。彼はあの後吹雪吹きすさぶ峠に着いたはずなんだが、無事だったのだろうか。
  • 雪山と2時間格闘した後、なんとか坂を抜けた。いきなり民家が沢山あってその景色のギャップに驚く。国道沿いに歩くと芦ノ湖。若い連中が沢山釣りに興じていた。ワシが言うのも何なんだが、さっきの兄ちゃんはじめ、お前らみんな仕事無いんか!と思う。
  • 芦ノ湖を少し眺めた後に昼を食べようと思うが見事な観光地価格ボッタクリ野郎で嫌になる。ふと道の向こうにラーメンののぼりを発見し入る。ヒマそうに座談会してたのを邪魔する形になった。まぁこの段階で味は期待していなかったがチャーシューメン旨かった。寒かったからってのもあるんだろうけど、素麺位の麺に、出汁のベースはうどん出汁なんだろうなぁ、でも鶏も入ってる。そしてニンニクの香りもしたので出汁取る時一緒に炊いてるんだろな。チャーシューも噛み応えあって旨かった。寒いからかなんなのか咀嚼する筋肉も弱くなってたが頑張って食べた、ああがんばりまい〜んって言わないとな。
  • ここでこの旅初めてのブレスサーモ装着。ぬくい。穴空きまくりのジーパン一本で箱根山に挑むんじゃない。
  • ひたすら登り、降り、を繰り返す。年寄りの団体とこんにちは。雪山登る位元気やないか!年金くれてやるなよ。
  • うねる坂を下りきり、道路に出る。道路歩きやすい!くねくね下ってたらテーマパーク帰りみたいにブラブラ荷物持ったねーちゃんらが。写真撮ったげる。上までまだ長いですか?と問われるのでまだまだやでぇ〜と答えてあげたら絶望的な顔しとった。可笑しい。もうそこにバス停あるから乗って芦ノ湖行くなり小田原行くなり何なりと、と助言して去る。しかし何故二人連れの女子は一人はかわいくてもう一人は残念な感じなのだろうか。ああ連絡先聞くの忘れた。残念。
  • 畑宿に到着。箱根峠と箱根湯本の間の宿だ。木工品の店があったり、ちっちゃいながらも民宿あったりとまぁ落ち着きのある場所って感じ。休む間も無くひたすら歩く。俺はあまり休憩を取らないタチだ。
  • 温泉旅館が見えてきた。奥湯本へ。まだまだ歩くよ。寂れ掛けの宿を見ると別の好奇心がわいてくる。箱根峠までのあの廃墟ラブホには一眼レフ買ったら武装して入ってみたい。
  • 箱根湯本に着いた。有馬位の都会度。和菓子屋で栗入りパイを買うが栗をパイでくるんだ味だった。予想通りでしょんぼり。コンビニで久々にジャガビーを。かわいいお姉さんのレジで買いたかったが、隣のレジの兄ちゃんのこちらにどうぞ攻撃に屈する。がっでむ。
  • 本来箱根湯本駅は旧東海道には入って無いのだが、まぁその辺は適当なので。繁華街見たかったってのもある。そこからまた歩く。小田原まで6kmの表示。お、すぐやん、と歩行者の癖に思ってしまう末期的な徒歩旅中毒寸前の私。
  • 小田原に着く頃には博物館やら資料館など全て閉館していたのでしょんぼり。ホテル探して街をうろうろ。東横インの無い街は苦労する。
  • 宿を見つけ、夕食に。食べログで見付けた旨い担々麺屋に。旨いが大体の辛さに寛容な俺の舌ですら痺れる程の山椒にヒー。このまま帰るのも寂しいのでうろうろするが何も無い。ワニワニパニックを発見し、やる。見るとやらずにはいられない病気持ち。95点。ハイスコア更新。死ね!生きる!って原西のギャグは前向きで好き。
  • 担々麺食べてワニ叩いて更にイマイチなつけめん食べて帰って寝る。明日は旅はお休み。熱海リベンジ。今度は同行者がいます。海見たいなぁ。