ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 阿波踊りに行ってきた。街中が「踊るアホウに見るアホウ」状態。すんげー。のろ〜い祇園祭のビートしか無い京都人からはかなり異端な祭で、とは言えlife is hardcoreなワタシのハードコア魂に火をつけて、って感じであった。動画とか写真とか珍しく撮ってきたので、おいおいアップしようかなと思ってます。お囃子が鳴ったら幼女までも臨戦態勢に入って踊りの輪の中に突っ込んで行くのがお土地柄なんだな、と分かって楽しかった。沖縄もなんかそんな感じ?仕事中だろうと音楽鳴ったら踊れ!ってそんな感じらしい。
  • 数少ない女子の友達が(腐では無い)総踊りというものに参加しているとの事で切符買って会場に入って見るのだが、会場ったって即席で足場組んだトコに板貼って、「座席です」って言ってるだけのもので。まぁ川っぺなので風が良く入ってよかったけど。で、見ていたのだが、全部で千人位はその総踊りで練り歩いて行くので分かる訳も無く。あのヘンかなぁ、とかそんなのが精一杯。でもそこに参加出来るのは由緒正しき連(踊りのグループを連と言うらしい)だけだそうで、ポッと出の人達はその辺の道で踊ってる。とかく太鼓とお囃子の音が途絶えないし、どこ行っても誰かが舞っているしですごかった。つくづく俺は京都向いて無いわと思う。
  • その女子からしたら異端らしいけど、かなり太鼓の重低音を効かせてパワー感のあるサウンドと舞を披露するグループが一番かっこ良かった。リズムが鉄壁過ぎる!隙あらば斬る!という殺気がみなぎっている。祭って元来そういうもんだよなぁ。祇園祭は由来からちょっと違うし。疫病を祓う為だもんな。みんなヨボヨボなのに鉄壁のビートもクソもないかw
  • 女子の友達と合流出来たのは3時か4時かで、ホテルの部屋でくっちゃべって、なんにも浮いた話が無いというのもこれまた。「草食男子ぃ?そんなん絶滅やのう」とか普段は言ってるけどいざこんなもんすよ‥。いやしかしその女子とどうこうなりたい訳でもないのでそれでいいんでしょ。男女間の友情は成立します。その境界は、したくなるかどうか。身もフタも無い。でもそんなもん。だってそうなんだもん。
  • 女子は女子で失恋をしたそうで、お互いのそんな話をしたりして過ごす。「似てる人を見るだけで泣きそうになる」とか結構きとるなぁと。あまりよろしくないし、引きずらないワケもないのだが、まぁしょうがないねと。しょうがないだろー。
  • 女子が帰って(この辺ほんとに何もなく帰す所が私の男性としての限界かどうなのかどうでもいいのか)、数時間仮眠を取り、宿を出て散歩して余裕ぶっこいてからバス停に行ったら京阪神行きのバスが最終まで満席ですとの事。アホかー。空に呟いてから諦めて関空までバス。大いなるムダや。
  • ただ時間だけはあったので、ゆっくり音楽を聴く事が出来た。避けがちな銀杏boyzなんかもゆっくり聴いた。色々思い出しては消える。イライラしたり、憎んだり、慈しんだり。涙ぐんだり。有効に時間を使えたと思う。感覚が自分にまだある事が分かったから。
  • 銀杏の峯田がやってるのはプライマルスクリームなんだろうな。あのクソバンドのパクりをやってる、って意味じゃないよ。峯田があんなに力強い、後ろ向きだけれどもせめて前を向こうという決意を持とうというか、そういう意思表示の音楽を(誰にも出来ない)、やってるのに、悲しみをつづれおりにした音楽を自分はやってても意味が無いだろう、と昔思った。峯田の様な音楽を、と思ったがそれもパクりじゃん、ダメだなとか色々。自分の曲は淡い感じのコードを編んで組むので、強烈な意思表示をするには不向きだなとか。やっぱトライアドとか偉大だなと思うわ。トライアドの直進性には4和音や5和音のかなうべくは無いもの。コードは全てが在るべくしてあるんだよ。よく出来てるよ音楽ってのは。
  • 疾走する風景に心象を重ねよう。色など無い。アレは全てまやかしだ。灰色、灰色、そして灰色。全ては灰色。疾走する灰色。どうせ何を望もうとも叶うべくも無いわが身。生まれながらにして運命とやらが決定付けられている。灰色、灰色、灰色が心の中で加速する。全てを憎み、自分を呪い。破壊し尽くす。考えれば自分の曲は自殺願望からのものだったろう。丁度いい、全部呪い殺せば良い。直後、誰よりも穏やかな気持ち。飼い慣らす事は出来ないなら乗っかってしまえば良い。
  • 何も無理に止める事は無い。全ての気持ちに忠実でいればいいわ。明日には変わってしまうかも知れない気持ち。もう忘れてしまって取り戻せなくなるかも知れない気持ち。いい気持ちでも悪い気持ちでも、全力で傾倒すればいい。明日はどうなるか分からない。でも明日などどうでもいい。
  • 梅田着。結局前日の昼に三宮七兵衛でカツ丼食って以来祭では何も食べなかったので(その所為で悪酔いして吐いてる始末)、梅田の地下のインデアンカレーに。ここは見た目詐欺的なカレーで、甘そうな色をしてるんだけど実際食べると結構辛い。阪神梅田のミンガスが誰もがおいしいと言えるカレーと言うなら、インデアンカレーは割と客を選ぶモノ。でも人気あっておいしい。今日は何故かそっちを選んだ。最近辛味に対する耐性がかなり上がってしまったので、平気だった。タバスコくれないかなとか思ってた次第。きっと早死にすると思う。
  • きっと、誰かを愛して無いと死んでしまうんだろうと思う。
  • 自分の中の八方美人。社交性の人格、とまで言うと大層だけど、そういう嫌われたくない、屋さん。大切な人に好かれようとする割にいざそうなったらその対象は自分じゃなくて八方美人さん、だと思う。これは主観的な立場で見たら。逆だとどうだろう。嫁がそんな事をもし言ったとしたら、俺は泣くかも知れないなと今日初めて気付いた。どうしてそんなに、あなたはただ居てくれるだけで素晴らしいのに、どうしてそれが分からないの、あなた、何が在ったの?何を通過してそうなってしまったの?きっとそう言う。そしてそれはとても悲しい事だなと、なんとなく思った。
  • とは言えこの先何十年も自分を騙して妥協して及第点で我慢して生きて行かないといけない。そんな人生に、何の意味があるか。「誰か」と一緒に生きて行きたいわけではないのだ。でも今そこを言ったってどうしょうもない。けれども俺の人生はそこに集約される。それは分かっている、全ての答えなんだ。螺旋の様に渦巻く思考。終わりは無い。
  • 結論は、泥酔してトラックに轢かれろと言う事。死ねるなら死ねばいい。生きられるなら生きよ。間はダメだ。間が一番厄介だ。