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- 自分でも、最近危険だなと思う。
- 道具はすぐなくなるし、誰かパクりやがったのかってイラつくし、面倒でアナログな時間の掛かる事ばかりでイラつくし、簡単な事があまりにも遅くなってしまってすぐにイラつく。
- 1ヶ月位前コップに氷を放り込んだらコップのフチに当たってコップが欠けた。イラっとして手に持ってたもう一個の氷を思い切り欠けたコップに投げ付けて粉砕した。もう何もかもが俺を苛立たせる。時間の無駄だとしか思えない。
- 脳を使ってないなと思う。感情も意思も、時間も感覚も、全て擦り抜けていく。気持ちがもうない。そう。そう思う。彼女はもう僕を愛してはいない。だからまた、叩き壊す事にするよ。大好きだったのに。悲しい。もう何も無い。悲しい。ふたり一緒に歩いているだけで血液と身と感情の全てを分かち合っていたと思えたのに。嘘つきだ。裏切って、去って行く。もう好きにしなよ。どうせ死んでいく身。何の要求もしないよ。明日には忘れてしまうんだ俺の事なんか。もうすぐ死ぬから許してよ。
- 視界が狭まって行く。会社に居る間はほとんど死んでいる。今は少しラク。早く消えたい。目もうつろで死ぬほど死にそうな人が誰も居ない(と思っているが実際は俺が見ている)所を散歩している。ああいう風に見えているのだろうな。
- たまに人と話していて死にそうになる時がある。笑い話などしてあげた時はそうだ。死にたくなってくる。おもしろくないんだよちっとも。
- 砂漠に水を数滴垂らした所で雲散霧消するのと同じ様に、気持ちや、考え、感情などは宙空に広がって消える。何も無かったかのように。明日など知れない。何も見ない。聞かない。感じない。生きている必要性すらない。心がくたびれた。ただ今は休んで死んでしまいたい。
- みんなが久しぶりに揃った家はまぁまぁやかましい。どうでもいいけど。
- 感覚が最早眼球の周り位にしかない事に気付く。自分のカラダの機能を殆ど何も使わずに生きている。生きているのか。ああもう。くだらない。
- したいようにしてくれって言ってしてほしい事を言ってみたらすぐにそれを満たしてあげられなくてごめんなさいって言うから黙ってしまったよそしたら何も言えなくてずっと何も言わなくて何も言えなくてずっとほったらかしで何も出来ないそしたらもう関係は無味乾燥なそれに成り下がって。俺に何が出来たと言うの。もうすぐ消えるから許してね。