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- 何をしたわけでもないのに走り回った１日。進捗は予定より大幅に遅れ。
- メインで使ってるFACE LIFTという名前のファズの修理用の電解コンデンサを開店直後のマルツに買いに行って、つまり朝10時位から喚いている訳だ。エフェクトボード製作用にダイソーでマジックテープを買って帰ってはんだ付け。電解コンデンサが剥がされるのを嫌がって時間が掛かった。「嫌がる電解コンデンサを無理やり」。
- が、ファズ部分は問題無く動作するのだが（ゲインの可変幅がおかしくなった。異様に狭い。元々ついていた奴に合わせると凄い使いにくい）、オクターブファズ部は死亡という最早ただのファズでしかないこいつは最低のシロモノだ。設計がとにかくクソで配線もグチャグチャ、パターンの切り方もぐちゃぐちゃでとりあえず「動作さえしてりゃええわぁ」的な俺の一番大嫌いなコンセプトで製作してある。普通は後のメンテの事考えてメンテし易いように作っとくもんだ。とりあえず出来たらええ、動きゃええ、弾けたらええ、は、ダメでしょ、このボケが！と過去にギター氏に言ったなぁと思い出す。結果じゃないのよ音楽は。過程が求められるのよ。そのフレーズを弾くだけ、そのコード進行を扱うだけならサルでも出来るのよ。何故、そーなったのか、って裏付けが無いと、心に響かないでしょ、と。
- 京都のパーツ屋はマルツに頼らざるを得ない。しかもそんなに品揃えが良い方では無い。電解コンデンサ、買うには買ったが、そのものズバリではない。はんだ付けしたがムキになってきてどうしても同じ物が欲しくなってきて日本橋へ向かう。元々同じものはもう生産されていない。昨今のRoHS対応事情である。RoHS対応していない部品など最早門外漢なのだ。でも日本橋の裏道のパーツ屋にとかならまだ眠ってるかなと思って出掛けてみた。人生発日本橋。オタクの聖地である。GWという本来休むべき時に殆ど休んでいないため腰も芳しくない状態で我が心の支え阪急電車に揺られ、淡路で天下茶屋行きへ乗り換える。
- 高槻辺りから隣に女性が座ったのだが、知り合いに（雰囲気が）似ていたため、ちょっと見てしまう。すんごい疲れてはった。ちらっと見たのを感付かれたのか、ちょっと見られる。そういうやり取りを地味に数度繰り返し（まだ俺はその人が知人かも知れんと思い込んでいた）、淡路で降りる瞬間に座ってるその人を見た。あ、知人じゃねぇ、と思った瞬間にその人のありえない位悲しそうな目を見てしまい、お互いそのまま数秒静止してしまった。ああ、この人は今、何か悲しみを背負っているんだろうな。そう思うのが精一杯。出来る事など何も無い。またその力も無い。淡路で堺筋線に乗り換えて客のレベルが明らかに阪急より落ちたのを確認しぐったりしつつ、彼女の事を少し考えた。その時俺もきっと凄い顔してたと思うけど。基本独りの時は、俺には誰も寄り付かない。少し言葉を交わしたら、彼女とは友達になれそうな気がした。
- 日本橋に付く。つっても恵比寿町で降りたんだけど。突発的に動いたので市営地下鉄回数券を忘れて電車賃がエラい事になったが、まぁ気にせず。アニメだか萌えだかなんだか知らんがまぁそういう感じの街だ。アキバをハングルだらけにした感じだ。ハングルのみの電光掲示板とかちょっと怖いなと思ってしまった。オタクの方々が萌えなお店に入っていかれるのを尻目に俺は硬派に（？）パーツショップ巡り。下調べがニノミヤの所在地だけだったので結局回りに回って４件位しか物色出来なかった。でも買えるだけメーカ違いで同じ耐圧、乗数のものを購入して来た。かつてワウペダルが壊れた時に交換したフットスイッチやらも素で買える事が分かった。どこに何が売っているかってのを大体覚えながら帰ってきた。きっと結構困らなくなると思う。
- ウロウロしてる内に難波に出てしまう。難波に出たら心斎橋まで歩こうと思ってしまうのでそうする。人間の数が多過ぎて脳が飽和する。ふわっとしてくる。飲み歩いていたクリスタルガイザーも全然おいしくない。普通に気分が悪い。ひっかけ橋を見てやろうと思ったが商店街で人間待ちの渋滞なんか出来ちゃってたので断念。車道を北上する。心斎橋まで歩いて三木楽器と石橋楽器をうろついて終わり。昨日茨木のサティに行った時はぶらっくきゃっとのOD-1があったんだけどな。あれ最近見かけないな。試奏しとけばよかった。気にはなってるから探してるんだけど。梅田の茶屋町NUの石橋楽器にも行きたかったが時間切れで断念。あそこの中古コーナーで眠ってる変なファズを踏んでやりたいんだけど。未だ。今俺大概のファズなら踏める気がする。
