ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • どうにも。
  • 考え込んでいる時間も余り無くなりつつある良い事か悪い事か分からないけど。幸福などとは程遠く、過去は切り立った崖、未来は闇、現在には何も無く、存在と価値を認めてくれるような人には出会える筈も無く、日々に疲れて喚いて文句ばっかり。そうこうしている内に、私は賞味期限切れのお菓子みたいになってしまって、ぽいっとされる以外何も残らなくなって。と、布団で考えていると。ものを考える事も出来ない。何かしら同時並行で考えてしまって落ち着くヒマも無い。気付けば時計の針は就寝時間を示している。こんな日々で、どうするんだ。
  • いいじゃないか大いに結構。どうせ死ぬんだ。私の肉体は醜く、精神は脆く。何の価値も無い。せめて何かを遺せて死ねたら。死に際について考える。もう何も無い。無我か忘我か分からん心理状況。どっちでもいい。分析オタクにはもううんざりなんだ。平易な言葉で絶望を歌う。誰にでも出来る事で誰にも出来ない事をやる。あなたには、聴いて欲しかったのに。どうしようもない位無力感を叩き付けられながら私は今あなたに届かない歌を歌う。
  • 過去の事や今の事や妄想や現実がごっちゃになって一斉に俺に迫って来ては去って行く。爪跡だけ残して。さながら竜巻か暴行かいじめか轢き逃げかインフルエンザか。そいつ以外には分かり得ない心身ともに凶悪なダメージを与えて何事も無かったかのように去っていくという点では同じである気がする。もう今死んでもいい。
  • 元来凶悪な人間で人を想う資格なんて無くてそれでもなんか期待したりしてそして破れたりして落ち込んでみたり人間っぽい事もやってみたりはしている。分かっている。分かってはいるんだけど、望みは、捨てたくは無い。俺も所詮は甘ちゃんなんだ。誰に偉そうな事を言える資格があると言うのか。裁きの雷によって殺されたい。完璧な人間に否定されたまま終わりたい。あなたの言葉が引っ掛かったまま、時間だけが過ぎて行く。無力感。虚無感。緩い音楽が心を突き刺して行く。深夜はどこまでも加速して行く。
  • こういう所謂丑三つ時、と言うのは俺にとってはかなり重要な時間帯で、内省モードに入り易いのだ。こういう時に何かが生まれたりするのが常らしい。こういう時間をもっととりたいのに。命が燃え堕ちる前に、何をどれだけ為せるのか。目標もプライドも野望も何も無いのなら死ねばいいんだろう。大嫌いな言い回しを用いれば、男に生まれた以上は何かを極めるべきだと思う。性差別だよなこれ。大嫌いなんだが、でもそう思う。生きながらにして如何に神に近づけるか。神とは完璧な人間の事ではないかと思っている。つまりそんな奴はいない。死んでしまうのだ極めつつある段階で。ジミヘンなどはそうだったんじゃないかと勝手に思っている。
  • この先何が起こってもいいから曲と呼べるようなものを書きたい、と死神に願ってからは凄まじい暮らしが迫ってきた。悲しい事が過ぎ去って行った。今はもう疲れ切ってしまった。人の精神が耐え切れるボーダーラインと言うのはどの辺なんだろう。私はいつかどこかで、ぷつっ、と切れてしまうのだろう。死の瞬間を予想している。ごくあっけなく、死ぬんだ。人間は多分大半が、自分だけは死なないと思い込んでいる。死はこんなにも身近に転がっていると言うのに。認識しないで、忘れたフリをして。
  • 自分がこの次元にいる所為か、程度の低い次元で悩んでいる連中を見ると笑ってしまう。自分の次元が高いか低いかはよう分からんけど。そんなんで?っていうか。笑わせているのか?と勘繰りたくなる瞬間もある。
  • 音楽を聴けばそいつの人となり考え方厳しさ優しさ何に重きを置き何に命を賭けているか全て分かる。この世の中で音楽だけは嘘を付かない。女性のような回りくどい言い回しで嘘を付いたりはしない。男性のように暴力を振るってくる事も無い。落ち着いて判断出来る。そうして根底の部分で認め合える仲間が見付かれば最高だろうな。曲を書いていた6年が無駄にならないように。走る時期だ。しかし走りながら考えなければいけない。余裕など無い。おんぶにだっこな誰かのおもりをしている暇なんて無い。俺は厳し過ぎるのか?そんな事は無かろう。他人が甘いのだ。きっと。
  • 所詮甘い甘い厳しい厳しい言うた所ですねかじり。何も出来ずに死ぬ。そういうのが一番惨めで俺っぽいかも。夭折、みたいな言い回しで称えてくれたら最低で良い。死者を大事にするこの国の風習によってお褒めの言葉をたらふくおなかいっぱい頂戴出来れば幸せだ。そんなクソ以下の幸福にまみれて死ぬのが俺の人生の総意だったならば笑える。
  • こうしている間にも、信じられないような凄い曲を誰かが書いているんだ。クソ以下の暮らしで、クソ以下の環境で、クソ以下の学校に通い、クソ以下の知性しか持ち合わせていないクラスメートに囲まれ、クソ以下の神経を日々苛まれ、クソ以下の、クソにすらなれないような人生を送っている奴が、自分の寝室で執拗に己に問いかけ、問い詰め、信じられないような美しい曲を書いているんだ。世界のどこかで。そうしてそいつはいつの間にか世界を獲るんだ。世界中の人間の精神を少しだけ豊かにして、そうしてあっけなく死ぬ。後には何も残りはしない。灰になった全ては無に帰す。諸行無常