ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • ハマムラに向かう途中、河原町通りを北上していて、またぼんやり悲観的で破滅的な思考に身を任せていた。他人のやさしさ。それに縋ろうとする俺。破滅する。なんだ、人に頼って楽をしたいだけじゃない。甘え過ぎ。所詮、生まれるのも死ぬのも独り。幸福になれるなどと信じようとしていた自分が愚かだったのだろう。なんだ。そう思うと、卑屈な笑いが込み上げて来る。笑え。荊軻の心境で。何も、何も無かったろう最初から。ちょっと、夢見過ぎてたね。独りでのたれじぬのがいいのだろう。結局、覚悟が足らんのだ。そう悟り、覚悟、と呟き、更に黒いオーラを発散させてみる。諦めろ。そうして、なんで休みの日にまで追い詰めてるんだ、と思い止める。脳がぴりぴりする。ていうか休み?仕事の休みって、俺の本来の仕事の休みとは関係ないんちゃうの?とか微妙な事を考えながらメシを喰いに行った。

漢文:荊軻

http://kanso.cside.com/keika_top.htm

荊軻が殺される前に笑ったのはなぜでしょう。、という問いが高校の頃出された。僕は答えが出るまで分からなかった。答えは、もう殺されるしかないので諦めて笑っている、という絶望的なものだった。