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• 気付けばこんな時間。埒が空かないので電話。お互いに、少しずつ話す。電話の向こうで、ずっと泣いてた。どうして俺は人を傷付ける。少しずつ話し、少し、分かり合う。お互いに。きっとここでほっとけば終わってしまう所だった。どうして、最初から話さなかったんだろう。悔やまれる。失いたくないものがある。どうして、こんなに魅かれるのだろう。そして、どうして、そんな大切な人を傷付けるのだろう。お互いに声が震えていた。どうして。傷付け合う道理なんて無いのに。神よ、私に知性を下さい。情愛を下さい。こころを下さい。想う人を傷付けてまで、欲しいものなんか何も無いんだ。最後まで、「寝ようとしてたから電話に出られなかった」なんて嘘付かないでよ。そんなずっと泣いてるのに寝られるわけ無いじゃない。彼女のように、真っ直ぐに、美しく生きたい。