松井、仏ルマンに完全移籍へ＝Ｊ２京都が合意−サッカー

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そして。おめでとう。嬉しいような、ちょっと寂しいような。思えば前のＪ２に落ちた時くらいから、サンガを観ている。タダ券が入るようになったのが理由だ。当時はまだまだだったが、天皇杯を取り、そして相次ぐ選手たちの怪我に苦しみ降格、そして長いＪ２の戦い。彼を変えたのはやはりアテネ五輪だろう。激しいポジション争い。山瀬にに打ち勝ちレギュラー取り。監督は２ポジション以上こなす事を要求した。その時の左サイドの経験が後のサンガやルマンにも繋がっていく。ボランチ松井はちょっとどうかと思うが。上がりっぱなし。まぁ、予選ではスカッ、とはしないが点を取り、おしゃれヒールもあり、マルセイユルーレットの後に後ろにボールを戻しセルジオに怒られ、誰彼問わず怒られていた（期待のあらわれだよね）。ヨシトへのノーモーションパス（今思い出してもその美しさには息を呑む）。イタリア戦で決められなかったゴール。そうしてサンガに帰ってきた彼には、もうサンガは小さく小さく見えてしまっていたのだろう、と思わずにはいられなかった。一人だけ別格なのである。それほどタッパがあるわけではないのだが、Ｊ２のＤＦと比較してデカく見えた。走り負けなくなった。当たり負けしなくなった。メンタル、フィジカル共にタフになった。彼は将来監督が変わった後、日本代表に必ず必要な人材になる。そう、思いたい。思わずにはいられない何かが彼にはある。おめでとう。更なる飛躍を願って。まずはサンガと同じ、昇格だ。