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最近ギターをまた弾き出したりメン募掛けたりして一歩ずつ歩き出している。地味に。でもまぁそうなると、目を開けたまま眠る、というような行為は最早取れなくなる。バイトを無感情にこなす事、ショボい奴に対していちいちムカついてしまうこと。ここ数年、そんな感情の揺れ動きは無かった。無いように努めたのだ。未だに苦手な人からは逃げる以外の手段を知らない。ストレスも、ちょっとした想いも、全てない事にして来た。でもやはりそれじゃ、面白くない。第一曲が書けない。これは死活問題だ。小遣い稼ぎなんかどうでもいい。殺したいほど鬱陶しい相手に対して殺す以外にどう接するのか、哀れな人間を受け流すのはガキの頃からの知恵で知っている。傍にいて欲しい人間を遠くへ追いやる機能は、俺にはデフォルトで備わっている。そんな事を言っている、下らない事でウダウダしとる時間は俺には最早残されてはいやしないんじゃないか。そんな事を思う。今コロっと、死んじゃったら、なんにも残りゃしない。なんかやってから死にたい。なんかやったらすぐ死にたい。それがベスト。バイト中は感情を殺し、帰ってから、スイッチを入れる、なんつー芸当が俺に出来るわけはない。なので、それ以外のことは一切無視で行く事に決めた。決めないと。いつの間にか灰になってたなんてシャレにならん。焦らず急がず、出遅れをとり戻そう。