ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

滑稽な泥人形

金曜は、専門のツレと呑んだ。
数少ない友人。

 

嫁が居てガキが居ても、ツマランらしい。
何やってても楽しくないんだそうだ。
職場のおっさん連中との話と変わらない。
生きていてなんにもたのしくない。

 

自分だけでは無いのだ。
あまつさえ賃金も家族も俺より多くてもそうらしい。
いよいよ分からなくなってくる。

 

流れで恒例のセクスィーキャバクラという楽園に行った。
3種類のおっぱいが堪能出来る。
なんと素晴らしいシステムだろう。
このシステムを考えた人間は、
村上春樹よりぶっちぎりでノーベル賞候補だと思う。

 

ソフトボール位になってくると、
普通に重くなってくる。
肩が凝る凝るつってんのも良く分かる。
それくれ!つってたけど、貰ってもきっと楽しくないんだろうな。
リアクションを見るのが楽しいんだから。

 

35過ぎてこう何もかもが楽しくなくなるとは思わなかった。
一番なりたくなかった様な人種になってしまう罠が、
誰にでも加齢と共に用意されているなんて。
義務教育で土器の種類学ぶより先に知るべき事が、
人生には山程ある事に気付いたよ。

 

一生懸命生きてきたけれど、
自分の中の親の悪影響の要素、
愛したくても愛せない要素、
触れられない要素、付き合えない要素。

 

婚活の先生が言っていたのは、携帯に頼って
触れる事を、関わる事をしなさすぎるという事。
それやってたらこじれるのは明白なのに。
かと言って会って話すのはそれっぽい事だけで。
最早衝突に耐えられる程の素養と気力が無い。
日々を逃げ切るだけで限界突破だもんな。

 

そういう風に出来ている。
そういうふうになってしまった。
汚れてしまったものを、美しくする洗濯石鹸はもう無い。

 

 

相手に対する怒り、自分への。
自分に対する諦め哀れみ絶望感。
どうでもいい他者への妬み。
みんな楽しそうで反吐が出る。
でもいつか、自分の様になるのかも知れない。
そう思うと複雑だ。条件は加齢だけであれば
その可能性は否定出来ないし。

 

でも見知らぬ子供が満面の笑みでなんかしてたら嬉しくなる。
悲喜交々、色んな思いが爆発しては消えていく。
健全に育てなかった事を恨んだ事は数度では無い。
環境をどうこう思ったのも もう面倒くさくなる位に。

 

愛し愛される事は、多分俺の人生では無理。
関わる事が出来ないから。

 

どの写真を見ても殴りたくなる顔をしているゲス君も、
また彼に引っ掛かる女性も、きっと機能不全育ち。
そう思うと、かわいそうになってくる。

 

なんだか全て、掌の上で、
踊らされて転がされてるだけの様な気さえもする。
石原裕次郎が火鉢みたいなグラスで、
転がしているブランデーの様な気分。
ブラインドの向こうから、光射してこないかなーみたいな。
そこまで思わないか。

 

愛する事どころか、想う事すらきっと出来なかった。
何かをしようとした事自体は尊い。そう思っておこう。

 

自分しか愛せない

 

 

 

最早泣きたくても泣けないのだオッサンは