ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 昼飯。
  • 下鴨神社の近所にある、しもがも担々麺の支店、華らくが、遂に東山安井という徒歩圏内に出店。ピリ辛担々麺を食べる。ああ、あの味だ。旨い。この系列店のウリであるカニあんかけチャーハンが無いので、どうか検討してくれと言って去る。あれはめちゃ旨い。担々麺食わずにあれだけ食って帰った事もある。費用対効果が素晴らしすぎる。
  • 雨の清水をぶらぶら。さすがに人力車のにいちゃんも、明らかに金持ってなさそうな俺には話し掛けてこない。人力車喋ってくるから苦手。今日は丁度良い。
  • 清水寺に。それ、パンツなん?タイツなん?みたいなおねーちゃん。階段でふつーにケツ丸見え。貞操観念はないのか貴様−!後から被害者ぶって訴えて来やしないだろうなとひやひや。まぁひやひやはしてないけど。とりあえず柏手に合掌。
  • 清水寺から茶店の横をすり抜けると大谷本廟。お盆の時期に関西のニュースに載るあそこだ。ここには母親の妹、叔母の墓がある。唯一マトモに会話出来る人間がコイツだった。ババアさっさと死にやがって。ほんとによ。死ぬ寸前は壮絶だったな。あれは思い出したくない‥。
  • 見舞いに行って、一緒に病室でテレビ見てた。満足にメシ食えないのにテレビはグルメ番組ばっか。しょうがないからNHK教育の子供番組一緒に見てた。「私はこの程度って事か!?」「そうじゃ!!」そんな会話も懐かしい。気を使うのも一苦労。
  • 病室では俺の結婚とか、将来の話を平気でしてきた。バカなのかコイツは?俺の家庭環境知ってるだろ?でもそういう話を平気でしてくる。珍しく嫌ではなかった。幸福な将来を想像するだけで辛くなるからしてこなかった。そういう事も平気で飛び越えて話をしてくる。数度、見舞いに行った。病室でサシで話せたのは糧になった。
  • もっと話しておけば良かった。
  • 以後事あるごとに、人生の岐路、進むべき道に迷った時は、彼女の墓前に行き、ぶつぶつ話す事にしている。真夜中だろうが平気で行く。まだ物盗り如きに殺されはせん。近所のコンビニでビール買って一緒に呑む。それが良い。ついぞ、サシで呑まないまま逝ってしまったからな。俺が好きな人程早く死んでいく。なんとかならんのかこれは。
  • 父親は反面教師にする以外活用法がなかった。母親は事なかれ主義。父親にシバかれても次の日にはなかった事にしていた。子供の頃の自分は結構混乱したのかも知れない。多分自分の所為だと思ってたんだろうな。そうじゃない事を説明する義務が親にはある。そうでないと、俺が出来上がる。
  • 暴力込みの夫婦喧嘩を間近で見て、幼心に分かったのは、父親は本当に他人の気持ちとか、全く分からない人だという事だった。それもあのキチガイばあさんの飼育の所為なんだろう。だからって全ての言動が許されるわけではないけどな。
  • 親はマジ免許制にしてくれ。どれだけ苦労してると思うんだ。望まれていない子供なら殺してくれ。半端が生きてる程辛い事はない。
  • 「許し」という言葉が流行っていたのが若干ムカつく。今我々に必要なのは怒りだ。抑え込んでる場合じゃない。無理に抑え込んで皆さん鬱とかになってんのに。解決法違うっつの、わかってねーなー。
  • 働いてる時部屋を借りた事があった。実家から離れれば離れる程気分が穏やかに、落ち着いていくのが分かった。そう、すべき事はこの家族を捨てる事。でもそれが、出来ません。踏ん切りが付きません。妹さえいなければとっくに見切っていたのに。
  • 過去、アダルトチルドレン特有の「親密な関係を築けない」に陥っていた。誰か好きな人と良い感じになると、すぐぶった切っていた。人間は必ず裏切るもの、なら早い内に。と。何度もそれを繰り返し、気付けばズタズタのボロボロ。良く死ななかった。相当危なかったけど。
  • ふつーに誰かを好きになって、ふつーに誰かと恋愛するなんて、自分の生涯では無いと思っていた。そんな不幸な話ってある?
  • しょうもない人間。一般レベルのはるか下からのスタート。まぁ、のほほんと行くしかない。
  • だがキチガイを免罪符にするのは好かん。やった悪事は俺のものだ。受け入れる。そんなしょうもない自分を救ってくれようとした人には、足向けて寝られん。もう音信不通になったが、その人等の優しさをその人等が知らん誰かに返そう。それが想いに報いる事になるだろう。
  • そんな事をぶつぶつオバハンの墓石の前で話すかわいいオッサン一人。家族の中に家族は居ない。何十年一緒に居ても一ミリも分かり合えない。赤の他人の方が話が通じたりする。分かりあえるなって思う。これは最早、悲劇を超えて喜劇だな。笑い飛ばせ。
  • いつまでも進歩しない親をもう超えるよ?手の届かない所に歩いて行くよ?良いのかね。
  • やれやれ、こんな一銭にもならん事で悩むんもいい加減にせんとな。