20代→30代への変化に際して。
今週のお題「最近おもしろかった本」
35歳クライシス―なんとなく「うつっぽい?」心がラクになるストレスコントロール
- 作者: 下園壮太,大野文彰
- 出版社/メーカー: こう書房
- 発売日: 2012/02/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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俺もちょうどこの年齢にさしかかり、ありとあらゆる感覚が変容しているのに正直戸惑いを隠せない。
天候や湿度や気圧に敏感になり、良くも悪くも影響を受ける。
今まではパワーで乗り切ってきた所も、地力の低下と共に、乗り切れなくなってくる。
アダルトチルドレンの自助グループの会話で、
やっぱりこの辺りの年齢に差し掛かり、耐えられなくなってくる事が多い様だ。
俺もその一人。20代と30代では全く違ってくる。
30代と40代ではそこまで違わない様な気もする。今は。
何がそんなに違うのか。一言で言えば、こどもからおとなへ変容するという事なのだろう。
仕事、結婚、心身。ありとあらゆる事が変容をもたらす。
ちょっと、20代の頃の頑張りを維持出来なくなってきたな、
そんな方には是非手に取ってみて欲しい。
解があるかも知れない。
自分も我流で書物を読み漁り、解を探求してきたが、
この書の中に、運動による対策などが書かれていて嬉しかった。
俺はかつて「筋トレなんか人生にもう目標も何も無くなった奴がすること」つってたもんだが、
にっちもさっちも行かなくなった時に試してみて、効果を実感したものの一つでもあった。
脳内の快楽物質が分泌されたり(麻薬なんかやんなくていーのにと俺は思うんだけど)、
ある程度の時間を継続して実行することで、脳がクリアになっていく感覚が確実にもたらされるからだ。
昨日も実は、京都のアクアリーナという公式競技でも使用される、
片道50mのプールで泳いでいたのだが、これも昔はしなかった。
今は心身と時間に余裕がある時は、筋トレのマシンを全て一通りやってから、
プールで1km泳ぐ事を目標にやっている。
上手くなくて良い。競わなくて良い。めっちゃ遅いと思う。けど気にしない。
ジムから始めるのは、無酸素運動→有酸素運動の流れじゃ無いと良くないというのを何かの本で読んだからだ。
逆だと全く効果が無いらしい。何故かは忘れたが。
プールではずっと平泳ぎ。クロール出来れば良いんだろうけど、しんどいので平泳ぎにしてる。
経験上、600mを超えた辺りで、思考が消え、「泳ぐ」という事にひたすら集中出来る様になる。
なんというか、「入り込む」という感じだ。禅や瞑想で目指す境地と同じだと思う。
定期的なリズムで、呼吸と動作を繰り返す。そこに集中出来る。
これをクロールでやれたら、カロリー消費出来てもっと良いんだろうけど(笑)。
でもそこまでは求めない。自分の出来る範囲で、
同じ時間で最大限の効果を引き出してやれればそれで良いんだから。
この本は同年代で悩む全ての人に贈りたい。
贈りたいつったって俺が買い与えるわけでもなんでもないんだけど(笑)。
自助グループのみんなにも勧めてみたい。
みんな、前向きで救われるんだよ。今は上手く行ってないかも知れないけど、
少しでも変わりたいって思いに貪欲だから。力を貰える。また頑張ろうと思える。
何も考えずに内省も無く、惰性で生きてるより万倍良い。
俺は俺なりに、人は人なりに。
前に進んでさえいれば、それで良いんだと思う。