ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

子供の頃に欲しかったものは、親からの愛情と承認

今週のお題特別編「子供の頃に欲しかったもの」
〈春のブログキャンペーン 第3週〉

 

アダルトチルドレン的なネタを考えると、そうなる。
我が家は父親が控え目に言葉選んでみても、まごう事なきクズで、
母親はその為に家を保持する為に必死だし、
妹は自閉症だしで、俺なんかもうポッツーーーーン状態。

 

なんというか、褒められた事も叱られた事も、
そんなに無かったんじゃ無いかなと思う。

 

故に、ありのままの自分自身を認められず、
かつ、自分とはこれでええんや!という
確固たるアイデンティティと自信も持たないまま、
いや、持てないまま、はや、ン十年が経とうとしている。
(少しはお勉強して持てる様になったんだけどね)

 

ウチは両親共にアダルトチルドレンで、共依存で、
まぁそれはどうこう言ってももう仕方が無い。
本当は言いたい事は山程在るけど。自分でなんとかするしか無い。
父親に至っては、先日文句ばっかほざきながら死んでいった。
フラストレーションと不満の塊。でも何もしなかった。

 

「あんな風に、なりたくはないでしょ?」
心の中からの問い掛けに、迷う事無くイエスと言った。

 

家庭の問題もそうだけど、俺は中学で不登校になった。
小学校からのイジメっこが、中学で群れをなして襲ってきた。
これはちょっと、耐え難かった。

 

この時は両親が、先方の家を巡って説得してくれた。
それはとても感謝している。

 

ただ、これは攻守の攻めの方で、残念ながら守りの方が無かったのだ。
その時も俺は、「守って貰えた感」を感じられずに居た。


何故かな?と内省してみた時、その時両親に、
「お前は何も悪くない」「お前はお前のままで良いのよ」
と、一言言ってくれさえすれば、多分俺の魂は救われたのじゃ無いかと思う。

イジメによって起こった弊害は、誰が敵で味方かが毎日変わる混沌状況から、
人間を信用する事すら出来なくなってしまった事だ。
仲の良い人を裏切る事こそが、親密な関係、という認識になってしまった。

 

故に、俺は30手前まで異性と付き合う事も出来なかったし、
好きになった人、大切な人程、親密になる度に
罵ったり攻撃したりして、関係を徹底的に破壊し尽くした。

 

その後アダルトチルドレンという概念と、内観の本を知り、
自分なりにアレンジして、過去の痛みを現在の価値観で塗り直してきた。

つもりだった。

 

しかしやはり、恋愛に入ってしまうと、

  1. 意見が言えない(本当の事を言うと嫌われるのでは?)
  2. NOが言えない(1と同じ理由)
  3. 不都合な事は我慢で対応(我慢しさえすれば嵐は去るという、イジメ、妹の喚きの回避方法から来る誤った認識)
  4. 離れられるのが怖いからひたすら尽くす(かつて貰えるはずだった愛情に飢えている)
  5. 付き合い出すとほったらかし(愛されている実感だけが欲しい)
  6. ああしろこうしろとおせっかい(自閉症の妹の世話を焼きすぎた弊害と、完璧主義から来る相当な効率改善マニアの自分の個性の弊害)
  7. 急に怒る(妹と母親の世話をせねばと言う事でやりたくも無い仕事をし、自分のものでは無い偽物の人生を歩んでいるという絶望的な感覚に日々晒される感覚から常に限界破裂寸前で、たまに溢れる、後は父親の母親に対する態度。記憶に無いがどこかで見ていたのだろう)
  8. 大切な話を聞けない(相手が他人だと相当な洞察力を発揮し、相手の希望に添った的確な回答を返せるが、こと親密な関係に於いては、右から左。覚える事すら出来ない)
  9. 大切な話の内容、記憶を都合の良い様にねじ曲げる(そうしないとあのイジメの嵐は凌げなかった。もう変わるべき時に来ているというのに、旧式の手法を改められない)
  10. 責められると責め返す(先述の通りフラストレーションの塊)
  11. 離れられると逆に追いすがる(愛されているという事でしか自分を確認出来ないから)
  12. 追いすがってもどうにもならないと分かると、徹底的に攻撃して絶縁
  13. そしてこれはやはり、自分が腐っているからだ←自己否定
  14. 1~13までを繰り返す度に、強烈にマイナスのバイアスが掛かったベースの考え方が出来上がる。対症療法の薬物治療ではどうにもならないと自分の場合では分かっていた。

 

とまぁ、ざっくり挙げるとこんな感じなのだけど、
どう見たってこれは恋愛じゃ無いって事は分かる。
ただ、実際やってみると、そううまくは行かないという。

 

別れる度に魂がボロボロになっていく。
単なる別れの痛みとは、圧倒的に内容と質量が違うから。
別れは仕方ない事もあるので、その度に自己否定してたらとても持たない。
分かっていても、植え付けられた思考と行動のパターンを変える事は、
とても難しい。

 

だからみんなつらい。なんとかしたい。けど難しい。
心を病んで、薬を飲んだり、何も出来なくなったり。

 

過去の痛みには、癒やしが必要。
今の感覚で、過去の出来事を見つめ直す必要がある。

  • 昔 イジメの原因→自分が悪いから
  • 今 イジメの原因→どう考えたってそいつが悪い

カイロプラクティックや整体で、身体の歪みを取るけど、
(あれらの効果については結構懐疑的なんだけど敢えて分かりやすい例として出す)
心の歪みも、取ったらんといかんざき、って事で。

 

昨日、自助グループに行って勇気が出たので、
今朝家人が寝静まっている邪魔をされない時間に、
中学校の事を思い起こしてみた。

 

重苦しい雰囲気。たった数年で汚され倒した荒れ果てた新築校舎。
みんな好き勝手に暴れ、騒々しい。秩序の欠片も無い。
きちんと並んでいない机。思い出すだけで吐き気がする。

 

目を閉じながらも、瞼が痙攣しているのが分かる。
ここで強烈に過激なグリーフワークを行う事にした。
加害者側と、記憶の中で戦う事にした。
動悸がする。

 

※以下は自分の心の中での作業です。絶対に実際にやらないで下さい。

 

まずは自分のクラスの連中から。あの何考えてるんか分からん顔を
思い出すだけでも吐き気がする。
ようやくここまで振り返れたかという位、よく見える。
最初は相手の数が多かったので、黒板に叩き付けられて負けてしまった。
チョークの粉が制服に付いてしまった。汚れるのは今でも嫌。

 

制服を着てる当時の自分だったら勝てなさそうだったので、別の方法を考えた。
今の俺は、心身の健康の維持と、外敵から身を守る為に少しだけジムに通っている。
今の自分に、家の中に転がっている木刀を持たせてその場に送り込んだ。


中学生など、今の自分からすれば子供の体格だ。
何人来ようが知れている。しかも長物を持っている。
負けるはずは無い。

 

クロノトリガーというゲームでは、クリア後の強い状態で、
もう一度最初からゲームを始める事が出来る。
それと同じ事を、やってやればいいのだ。

 

まぁ結果は、凄惨なまでの圧勝に終わった。
模倣犯とか出られても責任とられへんし、詳細は書かない事にする。
ただ、想像しているだけでも瞼の痙攣と、胃のむかつき、動悸が感じられた事から、
アダルトチルドレンは、自分の身体の出すサインにも敏感になる必要がある)
これは、確かにかなり意味のある振り返りなのだろうと思った。

 

定期的に、記憶と傷の棚卸しは必要なのかも知れないな。
5年前に、余生は楽しみ尽くすと決めてからのこれだから、
精神は移ろいやすいものだと分かった上で、
こまめにメンテナンスをしてあげないといけない事も分かった。

 

こんなふがいない俺を愛してくれた赤の他人の、
愛情と友情のためにも、まだちょっと死ねないから。

 

お題から相当脱線してしまったけど、
まぁ今の自分はそんな感じです。

 

何度聞いても泣いてしまう曲を置いて寝ます。

 


銀杏BOYZ (2014.8.20) - 光 - YouTube