ゆっくりいこう

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なぜいつも、あなたの恋愛はうまくいかないのか―アダルト・チルドレンの恋愛と結婚の神話

なぜいつも、あなたの恋愛はうまくいかないのか―アダルト・チルドレンの恋愛と結婚の神話

  • 事あるごとに読む本。もう自分はここから抜けつつあるので、元彼女との関わり合いの中で問題が出た時にしか読まなかった。でも再度落ち着いて読み直すに連れ、彼女は未だ生き辛さを抱えて生きている事を完全に忘れていた。どうしてもっと真剣に彼女を癒す方向で取り組まなかったのか悔やまれる。ただ二人の時間は、とりあえず素晴らしすぎて、それをそのまま味わっていたかった。
  • 恋愛当初の急激な気持ちの高まり、窮地に陥った時のあの感情こそが恋愛だと錯覚しているんだろうと思う。これは僕が現れ、そしてそれが素晴らしい恋愛に繋がった事による彼女の勘違いなのかも知れない。気持ちの高まっている時に、信頼を築き上げるものだ。それが上手くいかなかった。彼女に信頼されるまで至らなかった。彼女にとって信頼が、どれほど恐ろしいものか、数年前の自分の気持ちですら、忘れてしまっているのだから救えない。
  • 私とは半年。思いやりの一切無い彼とはどれだけだろう。もっと短いと思う。そうなった時に、今度は友人として、救いの手を差し伸べられたらと思う。我ながら甘すぎるとは思うが、それだけの情熱を注ぐに値する人だから。固執するのも無理からず。私もまだまだよ。
  • 彼女の手紙を読み返す。さほど、感情を介さずに読む事が出来たのは今日の僕の収穫だろう。私は未熟だ、最低だ、だからあなたを汚したくない、そんな文言が飛び交っていた。僕は残念でならなかった。彼女の事を未熟だとも欠落して居るともつまりそんな風にネガティブに捉えた事など一度もないのに、彼女はそれを実感出来ずにいた。これは伝える事を怠った自分の責任でもある。全て自分の所為とは言わないが、僕にも責任の一部はあるんだ。
  • 信頼出来なかった、または、していなかったという様な、文言も見受けられた。信頼がやはり恐ろしいものであるというのは、彼女の今までの経験によるものなんだろう。拭いたかった。それを全て。彼女を傷付けた全ての者達を絶対に許さない。そしてそんなクズに未だに悪影響を受け続けている彼女自身を歯痒く思う。なんもわるくない。そう言ってあげる事がもっと出来たはずだ。
  • 今回の恋愛は反省点が多い。僕に欠けていたもの、僕が怠った事、結構多い事に気付いた。しばらくして恋愛感情も落ち着いたので、割とほったらかしにしていた時、彼女は不安で不安で仕方が無かったのかも知れない。まるきり依存なんだが、それを払拭する努力を怠ったのは事実か。
  • あれだけボロカスに言って置いて次もないだろうが、もし次があれば、友人として、彼女の力になれればいいと思っている。今は。明日にはどう思うか分からない。肌に触れなくても、心に触れる事は出来るから。リトリートや過去の事象の再現なんかも出来るかも知れない。まぁそれはそうなった時に。
  • 注意で済みそうなお別れの理由を一生懸命書いたんだろうなぁって感じの手紙。そんな事を今わざわざ?と。これは多分、新しい彼が好きになったので、僕の嫌な部分が見えてきたのだろう。
  • 過去に僕が彼女に激怒した時から距離を取ってたんだろうか。余りにしつこくどうでも良い事で言い寄られたのでしばらくほったらかしたら謝罪の嵐になってしまった。そこで素直にあの時は鬱陶しかった気持ちを伝えたら、かなり萎縮して、後に距離を取ってしまった。あれはやはり、恋愛ではなく、アダルトチルドレン特有の関わり方だ。もっと気付くべき事があった。対策も取れたはず。
  • こうやってみると僕に欠けていたものもかなりある事を思い知らされた。失敗から学ぶのがふつう。もっと考えるべきだった。僕も彼女と居る事がただ楽しくて、それに甘えてしまった。そろそろ次の段階に行くべき時か、とうっすら思っていた頃に関係が終わってしまった。まだやでー、まだはやいでー。
  • 貴方の愛の深さを知らなかった、信頼出来なかったと綴られていた。もっと色々常に伝えるべきだったし、僕がやれる事も多々あったはず。
  • 過去、相手を信頼する、という事、自由に恋愛をするという事、全てをのっとられ、体と心がバラバラになってしまうものだ、というかなりクリティカルな恐れがあった事ももう忘れている。そんな気持ちは忘れて良いとは思うけど、相手には未だその感情があったし払拭されていないのだ。ちょっと怠けすぎた。今はこんな気持ち。
  • 僕に主張したい事も出来ずにこんな別れ際にしか言えない関係を築いていたのは僕でもあったという事を自覚しないといけない。
  • しばらくこの本を読もう。失われた時間の鍵を探す。