ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 涼しくなってきたので逆東海道五十三次ツアーを復活。思い付きで動くのが私。三重県の関駅から亀山駅へ。そう、あの液晶でお馴染みの亀山です。関駅は前回行ったのが夕暮れだったので周りがよう分からんままだったのですが、太陽の下ではやはり印象が違いますね。郵便局で金を下ろそうと関郵便局に行ったら丁度旧東海道に出られた。旧の方は小京都しててかなり楽しかった。京都在住からすると京都より小京都の方が風情があってオススメです。小京都は金掛けてそれっぽくするけど、京都は金掛けて綺麗にするからダメ。新し過ぎて何の風情もありゃせんのだわ。祇園なんか最早新参集団(しかも京都資本じゃなかったり。京都に金を落としたいじゃないかどうせなら!)だらけで何のありがたみも。まぁ祇園には側に住んでる割にはまるで縁が無いんですがね。
  • 関駅のグルメでうなぎの初音、という店があるらしい。行ってみた。寝起きで電車に飛び乗ってまるで人間の居ない駅でこの店だけ込んでる!って状態。順番待ち札を貰う時に既に注文しとくというスタイル。やっぱ焼くのに時間掛かるからだろうね。うな丼を頼んだが、隣でひつまぶしをウンチク垂れながら旨そうに喰ってやがるのを見るに付け若干後悔。でもうな丼おいしーもーん。うなぎ3切れ入ってた。焼きとタレは流石に絶品やね。かなり機会無いと思うけどこちらに来られたらオススメしたくなるよ。
  • 腹ごしらえが済んだらさて歩くか、という感じで旧東海道を歩く。倉っぽい建物なんかも風情があっていい。電車の本数死ぬほど少ないけどオススメです。昔っぽい建物に公衆トイレを入れてくれてるので風情ありまくり。洋式の普通のおうちにありそうな綺麗なトイレなので安心。そして歩く。
  • 暑い。湿度は無いが日差しはやはりキツかった。亀山インターチェンジを下から見上げると何故高い所から下を見てる時の様な気分になるのだろう。どうして俺は落下しないのにキンタマが縮こまる感覚を覚えるのか全く謎。20メートル位の上空を太い幹線道路が悠然と構えていて、その下を通る時はなんか怖いものな。ずーっとぐおんぐおんゆーてるし。無機質な音が妙に怖い。しかし何故平地を歩いていても「落ちる!」と思ってしまうのか謎。そして最近、インターチェンジはかっこいい事に気付いた。なんでこんなとてつもないデカいものがここに存在してるんだろうなぁ。そんな哲学っぽいけど全くそうではない事を考えたい時にはオススメ。
  • その割には、草木や、河や、山やらがたっぷり。歩いてると楽しい。このままもうどこかで轢き逃げされてもかまへんな、と思ったり、意地でも死にたくないと思ったり。
  • そんな所にぽつんとマンションがあったりして、洗濯物が風にそよいでいるのを見て、こんな所に住んでどうするんだろうと一瞬真剣に考える。まだ田舎には住めそうにはない。
  • 亀山に着いた。山に登って、城跡に行って街の景色を一望。イマイチだった。子供がサッカーボール車道に転がしたので、取りに行ったら轢かれて霊界探偵に‥はならず、普通に拾って手渡した。すみません、ありがとうございます、とキチンとお礼された。ああ、日本の将来は明るい。
  • 亀山駅から電車乗って帰る。稲穂が眩しい。もうちょいで喰えるからな。待っててね稲穂ちゃん。ああ新米が恋しい。花より団子。断然団子。花なんかもう要らんわ。腹ふくれへんもん。