ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 弾き語りライブの時に使うフォークギターを、一度調整してやろうとよしや楽器という店に持って行く。よしや楽器は荒神橋辺りにある。開放弦を鳴らすとびりびり、ヘンな音がするのだ。そういう事を、他人に指摘されてようやく知った次第である。俺は基本的に細かい事に無頓着で、サッパリ分かっていない。で、結局、何がびりびり鳴っていたかというと、ネックが反って、その中に入っているトラスロッド(ネックの反りを若干改善するためにネックに埋め込まれている曲がる鉄の棒)が緩んで、そこから音が出ていたようだ。若干高めだった弦高もそれにより改善され、弾きやすい、と言ってもらったよりも更に弾きやすくなったよ。もう何も怖くは無い。演奏に関しては。
  • 昨夜鴨川を歩いた。川床がもう築き出されている。あれからもう1年も経つのかと思うと信じられない。何であの時期だけ忙しかったのだろうとか色々思う。何をやっていたかすっかり忘れた。歳を取ると忘れて行く。都合のいい記憶だけが、残っている。うそ。ヤなことばっかり。
  • ニールヤングのハーヴェストを借りてきた。彼のゴツい外観から優しい歌声と繊細な音楽を奏でる彼は反則だと思う。しかしハーヴェストと聞くと、重ちーの爆死シーンを思い出さずにはいられない。歴代最高に美しい爆死シーンの内の1つだろう。
  • ハーヴェストを聞きながら目を閉じて寝そべっていると包まれているような気になれる。運命の神さんとやらがいるとしたら、これ以上俺は何を払えばいいんだろう。視神経か、内臓か、感性か、神経か、金玉か。母親のグチを生返事で聞き流し、俺の動向に常にビビリながら行動する妹と父親と。もう別にどうでもいい。家にいればどっかに誰かがいるのに、でも常に独りだなぁと思う。もう一度あえて問う、これ以上、何を払えばいいのだろう。もう赦されたいと思う。
  • 昨日は昨日でしんどい人がいて「あかちゃんにもどりたい」って言ってはって、ああ、どうしたら、安心してくれはるような言葉を贈れるかなと思案した挙句どっかでメールが止まってしまったんだけど。あかちゃんにもどったら、不安が解消出来るのか。思考能力が皆無だからと言いたいのだろうか。そんな事も無いと思うんだけどなぁ土台それはあかちゃんを軽視し過ぎじゃないんか。分からん。その人もしんどいしんどいって言ってて、てか何故か俺の周りはしんどい人ばかりなんだけど、でもまぁみんなしんどいんだから自分もしんどいと言ってはいけないなぁとか思って、俺の周りの人は俺よりはるかに苦労してはるんだからそんなハードルを下げてはいけませんよとか自分に甘くしてはいけませんよとか色々考えつつ。別に俺の周りの人、その人も、宝塚の友人も、別に間違った選択をしていないのに、それどころかむしろ完璧な正解に近い行動しか取っていないのにそれでも迷うのだな。何故なのだろう。迷う意味が分からん。それでいいじゃないか。
  • 俺を高く買ってくれるDICEの店員さんに、「ヌシはフォルテが弱い」と言われたので(ギターを強く弾くべきときに強く弾けていないという意味ね)、さっきその辺をガンガン弾いてみた。フォークギターの場合、弦が切れるかも、と思ってしまう傾向にある。どうせ神経ぶつぶつに切れているのに今更弦の一本や二本切れようがどうでもいいじゃないか、と思ったらすんなりいけた。若干のヒントでなんとなく分かってしまうので、真面目にやったらまぁそこそこいけるんだろうなぁとは自分でも思っているのだ。やらないけど。後その店員さんもバンドやってはるらしく、「いつか同じ舞台に立ちましょ」と誘われたが、「生きていたら」と返しておいた。「暗い!」って言われた。でもそんなの、わかんないじゃないか。明日暴漢に襲われて死ぬかも知れないし、明々後日に駅のホームで精神異常と後に無理やり認定させられる少年に突き飛ばされて死ぬかも知れない。まぁそれはどうでもいいわ。事故はしゃーない。
  • 俺と同じような境遇の人はどうやっているのだろう、と、情報を集めた事もある。大概の人はどこかの施設に預けるか、自分の人生を諦めるか、諦めるのがイヤでイヤでしょうがないので親が生きているこの瞬間を日々怯えながら生きている、かのどれかだった。施設とか、笑える。結局姥捨て山かよ。他人任せやで所詮。家族って単語軽いなぁオイ。
  • 全てを受け容れる準備が出来たのです。惨敗を認める準備が出来たのです。至高の天才がそれ以外に存在意義を持たない己の才能を諦め、ドブに捨てる決心をつけたのです。この下らない成長しない家族の為に至高の天才&究極の人格者は骨を埋める決心をしたのです。それ以外どうすればいいか、答えは出ません。ならば答えはひとつ、「考えない」。これに尽きるのです。考えても答えが出ないのならば、考えないより他にはありません。泣き疲れたあかちゃんは眠るのです。あかちゃんは眠って、次の日に備えるのです。そう、次の人生に備えるのです。眠って眠って、時間をひたすら潰すのです。終わりが来るその日まで。体細胞が死滅するその日まで。人格も音楽も、認められると正直反吐が出ます。俺の事を良く、いや、少なくとも悪く思っていないのであれば、どうかそっとして置いて下さい。寝た子を起こすような真似は、どうか辞めて下さい。そしてそっと忘れて下さい。なかった事にして下さい。それが最良の供養です。最早空気すらも、俺の心を傷付けて去って行くのです。
  • 明日会社が終わったら、海を見に行こう。そうしよう。