ゆっくりいこう

自分の為だけに書いています。意見は聞いていません。

  • 扇町diceでライブ。午後半休で向かう。リハを終え、なんとなくなライブを前に、天満の町をウロウロ。泥のような目をしながら、する事も無く、ただひたすらブラブラ。曇り空、しかも、寒い。冬みたいだ。心を荒らして、どこへ行くと言うのか。昼日中からエビスビールを飲みながら商店街をウロウロする。すれ違う人がボロ布を見るような目付きで俺を見る。何も痛くない。だからどうだと言うのだ。もう、今は若干持ち直したので言わないようにするが、どうしようもない事だけを考えながら泥のような目付きをしつつ歩いていた。ひたすら歩いて、本番。しょっぱなの方の演奏中に歩き飲みしていた酒が回って思い切り眠った。しかしやはりいつも思うが、diceには不思議な雰囲気がある。誰でもが、ヒーローになれる空間が、そこにはあるのだ。小汚くて落ち着く。最高だ。
  • まぁまぁ、の、ライブであった。ミスったが別にどうでもいいと思えたのは、神の領域に足を踏み入れたのか、はたまた村上ショージやたむけんのように、「スベってもスベったと認識しなくなる」境地にまで至ったのか。後者はもう死んでいる気もするが、まぁどうでもいい。ロクに練習もせず本番に臨んでいる俺は音楽を志す全ての人を侮辱しているのだ。
  • もう今回で音楽やめようと思ってたのだが、ありえん位執拗に引き止めにあった。以下ライブハウス店員さんとの抜粋。

店員さん(以下:店)「お疲れさん。どうでした?」

俺「いやまぁ、そこそこ‥(てきとー)」

店「次のライブなんやけど‥」

俺「や、もうやめようと‥」

店「黙れ」

俺「え‥?(一瞬の間)」

店「君の音楽は良い。その上で、この日は出といた方が良い」

俺「でもね、その、悲しみとかネガティブなモンからしか創れないのに限界を感じてましてね。もっとこう、前向きなものを創らんといけんのすよ」

店「俺もバンドやってて、曲、暗いのよ」

俺「はぁ(いきなりのフリ、どうオトすんだ?)」

店「別に暗いか明るいかは、どーでもいーの。気持ちを、吐き出せれば、それでいいわけ」

俺「はぁ(なるほど正論やな。クソっ)」

店「ので、君は君の音楽を捨てなくて良い」

俺「でもまぁ、こう悲しみを具現化してですね、それを飽和させてみんなで悲しんでって救いが無いじゃないですか?」

店「上には上が居る。まだ行き切れてない」

俺「はぁ(俺はもうそういう、悲しみの螺旋から抜けたいのだが‥)」

店「その上で新境地開拓せなあかんと思ってるなら、せなあかん」

俺「はぁ(なるほど正論やな。クソっ(二回目))」

店「だからまぁ、作曲するためにこもるなりなんなりする前に、今度の出てから決めなよ」

俺「はぁ(上手い事丸め込まれてる気が‥)」

店「で、どーする?」

俺「ていうかそれ、いつですか?」

店「言ってなかったっけ!?」

  • つーわけで、来週中に返事をしないといけない羽目になりました。どうしてそんなに、あの店員さんは俺の音楽を買ってくれるのかもよー分からん。俺やで所詮。ロクに練習もせんと、なんかしか形にならん事を考えてるだけで終わってしまう俺やで。hopeってバンドをやってた時からお世話になり出したのだが、何故か、俺を買ってくれはる。ありがたいが、なんかよく分からない。認められるのは、だから大の苦手なんだ。カートコバーンが、自分の絵をほめられた直後にビリビリに引き裂いた、その気持ちが分からんでは無い。色んな出会いがあったので、俺はもうそこまでではないけど。でもまだなんか、認めるとかは無理だ。俺の曲は俺の分身だ。我が子のようなものだ。
  • 悲しみを突き詰めるなら、自殺寸前のテンションの曲を書け、みたいな事も言われた。フォークソングには、そういう所があって、最早飽和したラップコアを聞く位なら、そちらを聴こうと思うわけだが。
  • きっと前向きで、力強い曲が書けるようになる頃には、きっと僕が僕自身の音楽を必要としなくなるのだと思う。
  • 1年に3日だけ躁。連続する事は無い。そんな日には大概ロクでも無い事が起こって落ち込むんだ。そんな、人生。
  • 高山に咲く、誰も知らない美しい花のように、ひっそりと生きるのもよかろう。誰しもが認める天才であり、人類史上最高の人格者であり、完璧な美貌を持ち、そして完全にごっそりと何かが欠落している私はひっそりと生きよう。
  • とは言え気分と決意の変わりやすい私。日替わりランチは今日ものほほんと進む。
  • 愛し過ぎる気持ちと、憎悪する気持ちが同居する。音波の場合、同じレベルで逆位相の音をぶつけると消えてしまう(参考:http://national.blog36.fc2.com/blog-entry-421.html)。だがしかし、私の場合、それは相殺する事無く、同居する。ので家族に対しては「殺したいけど愛している」、自分については「完璧だと思うけど有史以降の人類史上最も欠落し、そして醜い」。そんな、相反する感情を飼い慣らせないまま。岡本太郎はこいつらを飼い慣らさずに、のた打ち回らせてやればいいと言っていたが、それって結構勇気いるんだよね。そして容易では勿論無い。
  • しょこタン牛タン吉野家危険部位先生が(なんだその名前)、ブログを書くに当たって、マイナス思考の自分を変えるためブログから明るく、とか言ってた気がする。人間単純なもので、暗示に掛かりやすいものだからな。よしそういう風にするか。でもあのギザなんたら〜とか言ってるのはちょっと抵抗あるよな。ギザってなんやねんと。新しい単位かと。
  • MDに昨日のライブの様子を録音したので、それをネットに上げたい。どないしょかな。方法を、探そう。